2013年2月28日木曜日

インディーズノススメ #01 「メゾン・ド・魔王」

毎月末に、その月に発売されたインディーズゲームを紹介しようじゃないかという企画「インディーズノススメ」
記念すべき第一回は、プチデポット「メゾン・ド・魔王」です。

メゾン・ド・魔王はXBIGで好評を博した後、PCに移植されたゲーム。
プレイヤーはちょっと頭が涼しい中年の風貌をした魔王となり、色々なモンスターが住むアパートを経営しながらやってくる冒険者たちを迎え討つことになる。
アパートの内装を住人の望むように変え、その住人の財布の事情と満足度を考慮しながら家賃を調節し、アパートを立派にする為お金を貯める。
基本的にやる事はこれだけである。
特別な事をしなくても居住希望のモンスターはあっちから来てくれるし、住人同士がトラブルを起こしてその対処をしたりする事も無い。
そもそも魔王はアパートの屋上にある自分の部屋から出てこない。引きこもりの魔王なのである。
それでも魔王というネームバリューは抜群なのか、アパートが住人で埋まっていても居住希望者は毎日やってくる。魔王すごい。
しかしやってくるのは何も居住希望者だけではない。魔王を倒そうという輩も世の中にはいるのだ。
そんな不届きな輩がやって来た時には住民に撃退してもらおう。住まわせてやってるのだ、そのくらいはしてもらわないと。
モンスターには色んな種族がおり、その種族に好かれる事で同種の中でもより強力なモンスターがアパートを訪ねてくるようになる。そしたら弱い奴等を叩き出して、強い奴をお迎えしよう。世界は弱肉強食、アパートが大きくなるにつれ、人間達も数の暴力で攻めてきたり、名の知れた勇者が襲ってきたりと恐ろしいことが増えるのだから。


メゾン・ド・魔王は、犬と猫カイロソフトのゲームが好きな人は確実にハマれる。
xbox360だと240MSP、PCだと360円とお手頃価格で配信されているので、アパート経営に興味のある人、モンスターの私生活を覗き見たい人、私こそ魔王だという人にオススメしたい作品である。

PLAYISM - メゾン・ド・魔王(PC版)
Xbox.com - メゾン・ド・魔王(xbox360版)

2013年2月26日火曜日

PlayStation4 -次世代機に何を見る

「xbox360」から始まり、「PlayStation3(以下PS3)」、「Wii」の3つの勢力が争い合った今世代機。
世界的なシェアで見るとWiiが一番強かったが、ライトユーザー向けの製品が多く、ゲーマーに支持されたのはxbox360とPS3だった。
そのPS3の後継機、「PlayStation4(以下PS4)」がPlayStation Meeting 2013にて発表された。
前々から存在は噂されており、最近だとコントローラーのプロトタイプの写真もリークされたりしてこのイベントでの発表を今か今かと心待ちにしていた人も多かっただろう。
ゲーム機が大好きな自分としても次世代機の登場は喜ばしい。
スペックは思っていたより高性能、特にメモリGDDR5、8GBはかなり頑張ったのではないかと思う。
しかしまぁ、小難しいことは分からないし本体の写真も出なかったしPS4自体についてはE3でもっと詳しいことが発表された時にでも何か書こうかな。

今回は、今現在これを書いている時点で参入予定のゲームメーカーリストから、PS4ではどういうゲームが出てくるかをてきとーに予想して楽しもうと思う。
かなりの数が参入するみたいなので、この記事は長くなりますがご容赦を。


参入ゲームソフトウェアメーカーリスト 
2013/02/20現在
(社名五十音・アルファベット順/敬称略)

<日本>
計 45 社

アークシステムワークス株式会社
株式会社アートディンク
アイディアファクトリー株式会社
株式会社アクワイア
株式会社アスキー・メディアワークス
株式会社イメージエポック
株式会社インデックス(アトラス)
株式会社ウィル
株式会社エクシング
エレクトロニック・アーツ株式会社
株式会社オーツー (peakvox)
株式会社ガスト
株式会社角川ゲームス
株式会社角川書店
株式会社カプコン
株式会社ガンバリオン
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
株式会社キャラアニ
株式会社グラスホッパー・マニファクチュア
株式会社クラフト&マイスター
株式会社グランゼーラ
元気株式会社
株式会社コーエーテクモゲームス
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
株式会社サイバーコネクトツー
システムソフト・アルファー株式会社
株式会社スクウェア・エニックス
株式会社スパイク・チュンソフト
株式会社セガ
株式会社ディースリー・パブリッシャー
株式会社ディンプス
株式会社トーセ
株式会社トライエース
株式会社日本一ソフトウェア
日本ファルコム株式会社
株式会社バンダイナムコゲームス
株式会社バンダイナムコスタジオ
プラチナゲームズ株式会社
株式会社フロム・ソフトウェア
ベセスダ・ソフトワークス
株式会社マーベラスAQL
株式会社MAGES.
株式会社ユークス
ユービーアイソフト株式会社
株式会社レベルファイブ

<アジア>
計 4社

BLUESIDE Inc.
Ratloop Asia Pte Ltd
Red Hare Studios
XPEC Entertainment Inc.

<北米>
計 47 社

17-Bit
5th Cell Media LLC
Activision Publishing, Inc.
Armature Studios
Behaviour Interactive
Bethesda Softworks, LLC
Blind Squirrel Games
Certain Affinity, Inc.
Darkside Game Studios, Inc.
Devolver Digital
Disney
Double Fine Productions, Inc.
Double Helix Games
DrinkBox Studios Inc.
Edge of Reality, Inc.
Electronic Arts Inc.
FarSight Studios
Gaijin Games, Inc.
Gearbox Software
HB Studios Multimedia
Heavy Iron Studios, Inc.
High Voltage Software, Inc.
inXile Entertainment Inc.
Iron Galaxy Studios, LLC
JETPACK Interactive Entertainment Ltd.
Klei Entertainment Inc.
Lab Zero, Inc
LucasArts, a Lucasfilm Ltd. company
Metanet Software Inc
Minority Media Iinc.
Nicalis, Inc
Panic Button, LLC
Psyonix Studios, Inc.
Slant Six Games
Sony Online Entertainment LLC
Spark Unlimited
Spry Fox LLC
SuperVillain Studios
Take-Two Interactive Software, Inc.
Telltale, Inc.
Tribute Games Inc.
Turtle Rock Studios, Inc.
Ubisoft Entertainment
vBlank Entertainment Inc.
Warner Bros. Interactive Entertainment, Inc.
WayForward Technologies, Inc.
Zombie Studios, LLC

<欧州>
計 28 社

2K Games
Avalanche Studios
Blitz Games Studios
Bohemia Interactive
CD Projekt RED
CLIMAX STUDIOS
Codemasters
Creative Assembly
Deep Silver
Hello Games
IO Interactive
Just Add Water (Developments), Ltd.
keen games
Lucid Games Ltd
MercurySteam
Ninja Theory Ltd
Nixxes Software BV
Paradox Interactive
Rebellion
Saber Interactive
Splash Damage
Stainless Games Ltd
Starbreeze Studios
Sumo Digital
TEAM17 DIGITAL LTD
TT Games
YAGER
Zen Studios

※リストは4Gamerさんの記事から抜粋しました。


リストを見ていただくと分かる通り、結構面白い会社が参入予定のようだ。
大手はどうせ色んなものを出してくるだろうし特筆すべきこともないので、個人的に気になった会社をピックアップしていく。


日本で気になるのはイメージエポック、ガンバリオン、グランゼーラ、MAGES.。
イメージエポックというと売れてるのか売れてないのか微妙なラインのRPGしか出していない会社なのだが、多分PS4でもRPGを出すのだろう。
パブリッシャー化すると同時にHDゲームも出すと宣言し、HD第一弾としてPS3で出した「時と永遠~トキトワ~」が大不評だったみたいだが、そのイメージを払拭出来るのかが課題かな。
ラストランカーが面白かったので、無理にオタク層に媚びたゲームを作らなくてもいいと思うのだが・・・

ガンバリオンは任天堂から多くゲームを出している会社。
JUMP SUPER STARSや、ワンピース アンリミテッドクルーズ等版権物を多く手がけている。
唯一のオリジナルであるWiiの「パンドラの塔 君のもとへ帰るまで」は評価が高く、ゲーム性もコアユーザー向けであるためこの路線のゲームを出せば十分売れる可能性があるので、そういうのを期待したい。

グランゼーラといえば、アイレムの絶体絶命都市シリーズやバンピートロットの開発者である九条一馬が中心となって設立された会社で、今はPlaystation@Homeのラウンジ運営を中心として活動している。
ここが参入するということはPS4でもHomeが動くということなのだろうか。
PS4では新たなソーシャル要素が用意されているという噂があるけど、そこら辺はE3で発表されるのかな。
九条一馬さんというと絶体絶命都市4やバンピートロット2を期待したいのだけれど・・・
まぁ、そういう可能性もなくはないよねってことで。

MAGES.は科学ADVシリーズで有名なのでPS4でもこのジャンルを出してくるんだろうけど、PS3でもゲーム機の性能を持て余していたように見えるのに、わざわざ高性能のPS4で出すに値するだけのゲームを作れるかどうかが肝になると思われる。
アドベンチャーはアドベンチャーでもノベル形式ではないタイプのアドベンチャーを出せばいいのに。

この4つ以外に違う意味で気になったのはキャラアニ。
キャラアニが出してるゲームというと「英雄伝説 零の軌跡 Evolution」くらいしか知らないのだが、他にどういう形で参入してくるのか気になる。
ソーシャル要素に絡んでくるのか、アニメとのタイアップゲーム作るのか、それともエロゲの移植を手がけたりするのだろうか。
角川傘下の会社ということで、参入会社数の水増しの為に名前だけ出してるわけじゃないといいのだが。

アジアで気になるのはBLUSIDEのみ。
ここは今「Kingdom Under Fire II」を開発しており、日本でもキングダムアンダーファイア IIとしてPCとPS3で発売予定なのだが、もしかしたらPS3ではなくPS4で発売されるかもしれない。
2012年発売予定だったのが伸びに伸びてまだ発売日未定の状態なので、そもそも日本語版がちゃんと出るかどうか怪しいのだが、とりあえずPS4で出るであろう作品にも期待したい。

北米で気になるのはDouble Fine、High Voltage、inXile Entertainment、Klei Entertainment、Turtle Rock Studios。

北米はインディーズゲームを作っている会社(Steam風に書くと独立系開発会社)が多く見られたのが特徴か。
イベントでも「Braid」の作者であるJonathan Blowが壇上し、新作である「The Witness」を時限独占としてPS4でリリースすることも発表されていた。
PS4のアーキテクチャをPC寄りにしてPS3の“開発のやり辛さ”を排除し、DL販売に力を入れた結果こういった会社でも容易に家庭用ゲーム機向けの製品を出すことが出来るのは、ユーザー側としても色んなゲームに触れる機会が増えるので喜ばしいことだ。


Double Fineは個人的に好きなデベロッパーなので応援していきたい。
今年は2012年にKickstaterで大成功を収めた「Double Fine Adventure」の発売が待っているし、Psychonautsの続編ももしかしたら開発されるかもしれない。
PS4と直接関係のあるタイトルではないが、こういったタイトルがラインナップに並ぶ可能性があるのは夢がある話じゃないか。

High VoltageはWiiで「The Conduit」というFPSを出している。
このゲームは続編も作られており、海外では中々評価も高い。
日本だとあまり馴染みがないが、「ZONE OF THE ENDERS HD EDITION」の移植をしたことで名前を見たことある人もいるだろう。
「The Grinder」という4人coopのゲームを開発している筈なのだが、3年ほど続報が無いのが気になる・・・面白そうなので是非とも出してほしい。PS4で何かしらのHD EDITIONを出すだけの会社にはなってほしくない。

inXile EntertainmentはFalloutのルーツである「Wasteland」を作った人達が在籍する会社で、今現在その続編の「Wasteland 2」を25年ぶりに開発中である。
Wasteland 2自体はコンソールでの発売予定はないようだが、inXileはBethesdaがパブリッシングした「Hunted: The Demon's Forge」も開発しているので、PS4でも正統派ファンタジーの作品を見せてくれる事を期待したい。

Klei Entertainmentは「Shank」や「Mark of the Ninja」を作った会社。ここもまた自分の好きなデベロッパーだ。
PS3ではShankシリーズしか出ていないので、今後出る新作はPC、PS4、そしてまだ見ぬ新型xboxのマルチプラットフォームになるのではないかと思われる。
PS4でもKlei Entertainmentが作る滑らかなアニメーションを見てみたい。

Turtle Rock Studiosは「Left 4 Dead」を開発した会社だ。ここ数年のゾンビブームを作り上げたゲームと言っても過言ではない。
そしてcoopブームもこのゲームによって再燃されたように思える。昔のゲームは協力プレイ前提の物が多かったのだが、時代が進むにつれソロプレイを重視したゲームが増えていき、今世代機になり常時ネット接続が当たり前になったお陰で遠く離れた人とも一緒にゲームを出来るようになった。それは対戦だけでなく、協力プレイの要素も徐々にフィーチャーされるようになり、L4Dで一気に爆発したのだ。
PS4のローンチタイトルはまだ2つしか発表されていないが、どちらもcoopを搭載しているようには思えないので是非、Turtle Rock StudiosにはPS4で上質なcoopゲーを出して頂きたい。

欧州で気になるのはAvalanche Studios、CD Projekt RED、Ninja Theory、Starbreeze Studios、YAGER。
まさか、欧州のデベロッパーを調べつつ記事を書いてる途中で「前までのリストは間違いでした~」なんてことになるとは・・・
まぁいいや、気を取り直して見ていこう。
正直、欧州は大手ばかりでどこをピックアップするか迷ったので、単純に自分の好きな所を選択した。

Avalanche Studiosは「Just Cause」シリーズが有名で、今現在トリプルA級のタイトルを3本開発中らしく、動向が注目されているデベロッパーだ。
Just Cause 3が次世代機で開発中との噂もある。
空、海、森、全てが調和の取れた美しい景観を楽しめるJust Cause 2は、GTAやSaints Rowとは違う近代的な街並みではない、自然を描いたオープンワールドとして注目を集めた。
オープンワールドは情報量の多さがゲームの面白さに繋がる事が多い。あれもやれるこれもやれるマップも広く色んな場所にいける・・・単純にゲーム機のスペックが上がればそれだけ出来る事が増えるという事。Avalanche StudiosがPS4では誰も見たことの無い世界を提供してくれると願っている。

CD Projekd RED、「The Witcher」シリーズを手掛けるRPGに特化したデベロッパー。
The Withcerは元々PC専用のゲームだったが、続編の2でxbox360版も登場し、最新作である3は「2014年にPS4でリリースする」と正式に発表している。
The Witcher 3で使用しているREDengine 3がPS4に対応するということで気になる事が一つ。
同じくREDengine 3を採用している「Cyberpunk 2077」はどうなるのか・・・?ということ。
もしかしたらこちらもPS4で出るかもしれない、楽しみだ。

Ninja Theoryは良質で堅実なアクションゲームを作るデベロッパーだ。自分が好きなゲームの一つである「ENSLAVED ODYSSEY TO THE WEST」を開発した会社でもある。
最近発売された「DmC Devil May Cry」も評価が高く、動かしていて楽しいというアクションゲームの基本を抑えているNInja Theoryは、これからが期待されるデベロッパーだろう。

Starbreeze Studiosは何度もリプレイしたくなるような絶妙なバランスを持ったゲームを作るデベロッパーだと自分は思っている。
The Chronicles of RiddickとSYNDICATEは素晴らしかった。SYNDICATEのcoopは英語とFPSに抵抗の無い人には是非とも遊んでほしいゲームだ。
今Starbreezeが開発中のソフトが3つある、「Brothers – A Tale of Two Sons」、「STORM」、そして「PAYDAY 2」だ。
Starbreeze初のADVであるBrothers – A Tale of Two Sonsは、Starbreezeのこれまでの作風とは打って変わって幻想的な世界を旅するcoop重視の作品となっている。
Cold MercuryというF2Pタイトルが改名したのではないかと噂のSTORMは、coop対応のSF-FPSとなっており、どうやってSYNDICATEとは違うアプローチを仕掛けてくるのか気になる。
初代「PAYDAY」を開発したOverkill Softwareを買収し、開発が進められているPAYDAY 2は言うまでもなく4人coop特化のゲームとなるだろう。
注目してほしいのは開発中のゲーム全てが「coopに対応している」点だ。
対戦もいいが、協力プレイが好きな自分としては楽しみにならざるをえないと言った感じだ。

最後はYAGER、つい最近自分もクリアした「Spec ops: The Line」を開発したデベロッパー。
Spec ops: The Lineは今までにないストーリーのミリタリーシューターとして中々面白かった。
ここは今、トリプルA級のタイトルを開発していると公式サイトに書いている。
次世代機に向けて作ってあるとみて間違いないだろう。
もしYAGERがSpec ops: The Lineでの欠点を克服する事が出来れば、一流のシューターメーカーとして名を馳せるのも難しくはないと思われる。


参入予定のリストをざっと見て言える事は、次世代機の未来は明るいという事だ。
上に挙げた名前の会社やゲームは、もちろんPS4だけでなく未だ見ぬ“次世代xbox”でも提供される事になるのだろう。
WiiU、PS4、次世代xboxの三つ巴がまた始まるのか・・・それともOUYAやGame Stick、Steam Boxといった新勢力がこれらに食い込んでくるのか・・・
やはりどこかの一強ではつまらない、互いにしのぎを削って切磋琢磨していってほしい。
全てが出揃った来年がどうなるのか、今から楽しみでしょうがない。



あと全然関係ない話なのだけれど、このブログのテンプレートを動的ビューにしてからというもの半角スペースを入れると異常に間が空くのはどういうことなんだろう。誰か解決策を知っている人がいたら教えてほしい。

2013年2月20日水曜日

HDMVC4UC -遂にHDキャプチャ環境を手に入れたぞ!

Amazonさんで頼んでおいたHDMVC4UCが先日届いた。
1~4週間の間に発送と書いてあったので、「なら一ヶ月くらいかかるやろ~」と思っていたのだが、2週間もかからなかった。
嬉しいっちゃ嬉しいのだが給料日の後にくると思っていたので財布へのダメージがでかい・・・

HDMIポートが4つあるものの、一つしか使っていない。
こんなに必要あるのかこれ。
取説、ドライバCD、本体の3つが中に入ってる。
使い方は調べれば出てくるので自分は書きません。

本当はアナログ入力も欲しかったので「DC-HA1」を買おうとしたのだけれど、Amazonさんで取り扱いが終わっていたのでこちらにした。
ゲーム機側を720pにしてアマレコTVで映してみた所ちゃんと表示されたので満足。


左右に少しだけ黒帯が出来るので6pixelずつ削って対処。
HDCPスルーも備えているのでPS3のゲームもちゃんと映る(はず、まだ試してない)。

ようやく家庭用ゲーム機の棚を崩せる時が来た。
今年に入って少しだけ触ってたBO2を終わらせよう。

2013年2月4日月曜日

Mark of the Ninja -2Dステルスの新たな金字塔

XBLA版が2012年9月7日、PC版が10月17日配信。現時点でのプレイ時間はSteam表記で7.1時間。まだキャンペーン一周のみだが、クリアした後に新しい難易度が出てきたのでそちらでもう一週したい。プレイ環境はPC版。
傑作2Dアクションである「Shank」シリーズを生み出したKlei Entertainmentが送るステルスニンジャアクション「Mark of the Ninja」。
セールで安くなったのを購入していて、いつプレイするか機をうかがっていた作品だったのだが、新年明けて一発目としてサクッとクリア出来るゲームを探していてこれがいいんじゃないかとチョイス。
これは面白い。Klei Entertainmentはちゃんとアクションのツボを押さえている。
久々に時間を忘れてプレイに集中してしまった。

その影は悪魔か、それとも救世主か

Shankは二丁拳銃とナイフを携えたマッチョなおっさんが復讐のためスタイリッシュに敵を葬る「Devil May Cry」フォロワーのような内容だったが、今作は強力な力を得る刺青を掘った忍者が一族のために闇に紛れ、時には大胆にその力を奮うこととなる。
2Dのステルスアクションというと、昔出た「METAL GEAR」を思い出すが、このMark of the NinjaはそのMETAL GEARシリーズの遺伝子を色濃く受け継いでいる様に感じた。
敵が怪しんでいる時は黄色い?マークが、見つかった瞬間赤い!マークが出るところは確実にMETAL GEARの影響だろう。

自分はステルスアクションが大好物なのだが、このジャンルの基本である「敵の視界に入らない」、「音を立てない」がゲームを進める鍵としてちゃんと組み込まれているのがとても好印象だった。
本作は敵の視界範囲が可視化されているのだが、基本的にはその外にいたら見つかることはない。しかし、視界範囲の外にいても自分が明るいところにいたらちゃんと気付かれるし、暗いからと安心していると敵がいきなりスイッチを押してライトが点灯し見つかるという事もあった。
例えば、ライトの下にいる敵が、自分とは逆の方向を見てドアの前に立っていたとしよう。
その場合自分ならどう突破するだろうか?
Mark of the Ninjaはプレイヤーの望む突破方法をいくつでも用意してある。
ゆっくりと後ろから近づいて暗殺するも良し、ライトを壊し、暗くなったところを静かに通り抜けるも良し、わざと音を立て撹乱させ、敵がドアから離れた隙にその先に進むも良し、もしかしたら他の道があるかもしれないと一旦戻り迂回路を探す事さえ出来る。
それくらいこの作品は自由度が高いのだ。

Klei Entertainmentらしい2Dキャラが滑らかに動く様は見ていて気持ちがいいのだが、動きが良すぎるせいで自分が思っていた事以上の動作をしてしまうことがしばしば。
壁を登り、屋上に敵がいるかどうかを確認するために縁に手を掛け覗きこみをしようとして、勢い余って飛び出してしまう、なんてことがたまにあった。
最初の内はゆっくり慎重に進むのであまりそういう暴走はなかったのだけれど、操作にある程度慣れ、思い通りにキャラを動かせることが楽しくなってきたころにそういう自分の意図しない動作が起こることがあった。
チェックポイントが多く設定されていて、リトライも1秒とかからずすぐに出来るので大きい不満とはならなかったけれど、もし次回作を出す場合はこの部分をもう少し上手く処理してほしい。

もう一つ不満点を挙げるとすると、ミッションに設定されているサブミッションの内容。
本作では普通にミッションをこなすだけでなく、サブミッションや道中隠されている巻物を拾ったりして得点を稼ぎ、世界中の人とランキングで勝負することが出来る。
ステルスアクションが好きな人には分かってもらえると思うのだが、こういうゲームは「No Kill, No Alert」、つまり、誰も殺さず、誰にも見つからずというのをやりたい。
しかし、本作では「看守の護衛を5人殺害する」など、高得点を狙ってプレイしようとすると自分が求めるステルスアクションを出来ない事があったので、自分が手を下さずとも間接的に殺せる物をもっと増やすなど、他に対処の仕方があるとより一層高得点を目指す意欲が沸き上がってのはないかと思う。

総評

DL専売ということでバリューゲームとして見られがちかもしれないが、直感的に動かせる操作性や、二転三転するストーリー等フルプライスのゲームと比べても遜色ない出来には驚かされる。
最先端の技術を使いスパイ活動を行ったり、群衆に紛れ敵を暗殺したりと最近のステルスアクションに飽きた人にこそ“敵に見つからずに進む”という基本をシンプルかつ高水準に纏めあげた「Mark of the Ninja」を薦めたい。

Steam - Mark of the Ninja
Xbox360 - Mark of the NinjaXbox Live 1400 MSP

2013年2月3日日曜日

Path of Exile -正統派H&Sとは

先日よりOBTの始まった「Path of Exile」、8時間程プレイしてみたので雑感でも。
Diabloクローンと各所で言われている通り、見た目はDiablo2に似ている。
Diablo2.5…とまではいかないので、せいぜい2.2くらいと言ったところか。
MODを大量に入れたDiablo2のようだ。
今までDiabloクローンと言われる物は沢山出ており、最近だとTorchlightシリーズが有名だが、こちらはDiabloを模しながらも独自の進化を遂げている作品だった。1作目がTorchlightという街を拠点にひたすらダンジョンに潜っていくゲームで、2作目では外に飛び出し複数の街を転々としながら世界をどんどん広げていくゲームになっていて、“ゲームの広がり方、続編の作り方としてもDiabloを模倣している所”が面白かったし、システム的にもDiablo2の今となっては古臭いと思われる部分が見直されており、プレイしていてストレスを感じることは無かった。
しかし、Path of Exileはわざと古臭さを残したシステム、デザインにしている様に見える。アイテムを装備するにも右クリックではなくわざわざD&Dしなくちゃならないし、インベントリのソート機能も無い、アイテムを拾うのにもAltボタンを押して輪郭を強調してやらないといけない。
このゲームには所謂“通貨”というものが存在せず、拾ったアイテムを物々交換してやらなくちゃいけないのに、インベントリは狭くアイテムも大きいため10個ほど拾うといっぱいになってしまいすぐに売りにいかなければ他のものを拾えなくなるし、敵がアイテムをドロップする確率も高いので何度も何度も街とフィールドを行き来することになる。
わざわざここまで不便なシステムにする必要はあったのだろうか?
よく「取っ付きやすく簡略化されたシステム、万人受けするようなビジュアル」を採用されたゲームを「ライトユーザー向け」と言って敬遠する人がいる。
そういう“自称ヘビーユーザー”は昔からPCゲームを触ってきた人に多いのだが、正直な話、そんなに複雑なシステムに使いにくいUIのゲームをプレイして「これ俺みたいなヘビーユーザーじゃないと楽しめないんだろうなぁ」等と悦に浸る人はずっと昔のゲームばかりやっていればいい。
それとこれとは話が別という事ことが分かっていない。
プレイしていてストレスの無い操作性、システムはどのようなユーザーを対象にしていても徹底するべきである。
Path of Exileはその部分が非常に残念であると言わざるを得ない。
ゴア表現強めの敵キャラのデザインといった世界観や、見ると誰もが驚くパッシブスキルツリーによる育成の幅広さ、アクション要素の高い戦闘等、このゲーム特有の良さというものは存在する。
英語のみなので敷居は少し高いと感じるかもしれないが、他のH&S、特にDiablo2をプレイしていた人は特に問題はないだろう。
Free-to-Playタイトルなので、気になった人はとりあえず触ってみるといいかもしれない。

公式サイト - Path of Exile