2012年9月19日水曜日

Hydrophobia:Prophecy -尻切れとんぼ

Steamのサマーセールにて購入。
プレイ時間はSteam表記で3.1時間。
何もかもが中途半端な作品だった。





死亡後のリスタート時に画面がブラックアウトしたままフリーズしたり、カットシーンで音声が聞こえなくなったりとバグの多いゲームだった。
酷い人はセーブデータが消えたりもするみたいで、自分はその現象に遭遇しなかっただけマシといえる。

ゲームとしては“出来の悪いトゥームレイダー”といった感じ。
操作性はあまり良くなく、こういうアクションアドベンチャーを良くプレイする人はイライラするかもしれない。
アクションアドベンチャーによくある壁をどうにかして登っている最中のシーン

発表当初から謳っていた通り水の表現は中々良く出来てると思うが、それをゲーム性に上手く落とし込んでるとは言い難く、生かしきれてるとは思えない。
そもそもHydrophobia(水恐怖症)というタイトルで主人公も水にトラウマを持っているという設定なのに、水の中をスイスイと泳がれてはタイトル詐欺もいいとこである。
水恐怖症の人が豪華客船の中で働くか?というストーリー以前の問題だと思うのだが・・・
もしかしたら続編で語られる予定だったのかもしれない。
開発会社が潰れてしまったので、もう続編が出ることは一生無いだろうが。

戦闘は単調でつまらなく、テンポが悪い。
敵のAIもお馬鹿で、こちらの攻撃を避ける為にローリングをし、そのまま火に突っ込んで死ぬとは思わなかった。
戦闘がおまけというところまでトゥームレイダーに似せなくても良かったのに。
武器はハンドガンのみだが弾が数種類ある しかし、初期の弾だけで最後までいける

終盤に差し掛かると主人公が変な液体を浴びてしまい水を操る特殊能力が使えるようになるが、本当に終わりかけに手に入れるのでそれを使う機会がほぼないのはどういうことだろうか。
やはりこれも続編に向けての仕込みだったと思われるが、続編が出ない以上どうにも・・・
 腕に稲妻状の光が走って特殊能力が~というとBioshockのプラスミドを思い出す


良く出来てるなと思ったのが水の表現だけで、それを生かしきれておらず、ストーリー、操作性なども微妙な出来、音楽も印象に残るものがないしバグも多い。
クソゲーマニアが喜びそうなクソゲーというわけでもなく、ただただ中途半端な感じのゲームだった。
現在$4.99でSteamで配信されているが、今すぐやりたい!という人以外はセールを待ったほうがいいだろう。

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