2013年12月17日火曜日

一月以上更新してなかった。やばいやばい。

という事で近況でも。

北米AmazonでXbox One買いました。Day One Editiion。ぶっちゃけ今はほとんど起動してません。
いかんせんソフトが少ない。ほしい人は後3ヶ月くらいは様子見したほうがいいかも。
というかそれくらい待てば日本版本体発表されてるだろうしね。

最近はでんぱ組.incだけではなく乃木坂46にもハマってしまい、若干“まとも”という道から足を踏み外しそうになっています。
まぁ、まだ大丈夫でしょう。いけるいける。

12月20日:乃木坂46 Merry X'mas Show 2013
12月29日:XBOX ONE忘年会のつもりだったけど年内国内販売無くなっちゃったけどやろうよ忘年会
1月5日:ワールドワイド☆でんぱツアー2014
と、年末年始はイベントにまみれ中々充実するご様子のわたくし氏。
ちなみにクリスマスイブとクリスマスは仕事休みですけど予定何も入ってませんよ^^

乃木坂46のライブは初参戦。握手会に行く気もないし、他のライブもあまり興味は無かったけど、武道館は記念になると思ったのでモバイル会員になって先行抽選に申し込んだ。
残念ながらステージサイドエリアという微妙な位置になってしまったのだけれど、その微妙な中ではまだまともな場所になったから良かったかな?下の上ってだけの話ですけどね。
次乃木坂のイベントに参加するとしたら16人のプリンシパルというミュージカルかなぁ。
すごい気になる。来年もやるだろうし、いけたらいいな。

忘年会は去年一昨年に続いて三回目の参加。(一応)Xbox360好きが集まる忘年会。
ある程度挨拶済ませた後は隅のほうでジンジャーエール飲んでると思います。仲良い人も、自分の事嫌いな人も、興味ない人も、場の雰囲気壊さない程度によろしくね。

でんぱ組.incのライブは9月16日の日比谷野外音楽堂以来2度目。
前回は「台風f○ck!!!」とリアルに叫んでましたが今回は何もないといいですね。
先日発売されたアルバムWORLD WIDE DEMPAを聞き込んでライブに臨みたいと思います。

しかし後2週間で2013年も終わりか。
年を増す毎に月日が経つのが早くなるというのは本当のことだったな。
学校や仕事から逃れるために、“効率の良い時間の潰し方”というものを覚えてしまった弊害だろう。
やだね、年は取りたくないもんだ。

2013年11月11日月曜日

「風俗行ったら人生変わったwww」を家で観た。

映画を劇場と同時にネット配信しつつ、料金を1000円まで引き下げるという新たな試み。
中々面白いと思ったのでネット配信版を買ってみることに。

ネット配信版はiTunes、Google Play、TSUTAYA TV、JCOMオンデマンド、PlayStation Store、U-NEXT等で配信されている。
プロジェクト開始記念で半額の500円で配信されていたので、Google Playで「風俗行ったら人生変わったwww」をレンタルしてみた。
SD、HDどちらも同じ値段なので、ハイスペック端末を持っているのであればHD版を買うと良い。

Google Playで動画をレンタルするのが初めてだったので仕組みを知らなかったのだけれど、ストリーミングとダウンロードの2種類あって、回線に応じて、好きな方を選ぶことが出来るようだ。
どうせ外で見るものでもなし、家でWi-Fiに繋がっているのだからストリーミングで、と思ったが、試したいことがあったのでダウンロードした。

試してみたかったこととは、ダウンロードした動画をテレビで見ることは出来るのか、ということ。

良くあるブログなら「さてここで取り出したるはこちらの商品」というようにテレビで見るためのアイテムを紹介するのだろうけど、自分はそんな便利な物持ってないのでした。
テレビに繋げそうなものが「dstick」と「HDMI⇔Micro HDMI(Type-D)ケーブル」のみ。
最初Micro HDMIケーブルを挿そうと思ったものの、手持ちの端末では対応しておらず断念。
dstickも勿論ダメでした。
はい、うちにあるものではGoogle Playで購入/レンタルした動画をテレビで見ることは出来なかったのでした。
Micro USBからHDMIに変換する物を買うか、Chromecastを使うしか道は無さそう。
Chromecast…買うか…


では、映画の感想をば。
29歳コミュ障彼女いない歴=年齢=童貞、必殺技は過呼吸。
そんな感じのどうにも人として“ヤバい”主人公。証明写真を撮る事すら緊張で汗だくになるほど。
そんな主人公が、情けない自分を変えたくてデリヘルに電話する。
チャイムが鳴り、緊張しながら扉を開けるとそこには天使が立っていた。
デリヘル嬢に惚れてしまった主人公は、仲良くなろうと頑張るのだが、彼女には秘密があって……


最初の40分が辛い。コミュ障を見続けられない。主役の満島真之介の吃音の演技はかなりうまかった。うまかったせいで見ててイタイタしいのだ。
しかし、そこを乗り越えれば“大人の青春”物語が始まる。
隠語とかではなく文字通りいい年した大人が青春をする話だ。自分はこういったものは好きなので楽しめた。
流れとしては気弱な男が惚れた女のために頑張る、という良くあるものだ。
王道っちゃ王道。捻ってあるのは主人公とヒロインのキャラ設定くらい。
パターン化されているものを楽しめるかどうかで評価が分かれるかもしれない。
残念だったのは、主人公を助けてくれるネット上の友人たち。
ここの説明が不十分だったせいで、最初出てきた時は主人公の脳内にいる架空の存在かと思っていた。
最初にチャットをしているところをちゃんと描写してくれないと分かりにくい。

500円なら家で観る分には十分楽しめる作品だった。
1000円出すなら劇場の大きなスクリーンで観たいと思う。
満足度は高かったので、次に自分が気になった作品があったら今度は劇場で観てみようと思う。


2013年11月6日水曜日

エラーコード80072741

ゲーム機は一応現行機全機種持ちの自分ですが、基本的に触るのはxbox360でして。
先月発売されたGTAVを遊びながら日々過ごしていたところある日、「80072741」というエラーコードが出てきた。
アカウントにサインインは出来ていたし、ゲームは遊べたので放っておいたのですが、オンライン要素が全く使えなかったので不便に思い公式のサポートページを見てみることに。

Xbox Live の使用時に状況コード 80072741 が表示される

なるほど、とりあえず上から順に試していけばいいわけだ。

解決策 1: Xbox Live サービスの警告を確認する → OK
解決策 2: 接続をテストする → OK
解決策 3: ネットワーク ポートを開く → OK
解決策 4: ゲーマータグを削除し、キャッシュをクリアする → OUT

はい、解決策4、やってはいけません。

解決策 4: ゲーマータグを削除し、キャッシュをクリアする

  1. ヘッドセット、Xbox 360 チャットパッド、Kinect センサーなど、本体に接続されているすべてのアクセサリーを取り外します。
  2. プロフィールを削除します。詳細については、「Xbox Live プロフィールをダウンロード、移動、または削除する」を参照してください。
  3. システムのキャッシュを 2 回クリアします。詳細については、「Xbox 360 のデータ保存機器の整備をする方法」を参照してください。
  4. ゲーマータグを復元します。詳細については、「Xbox Live プロフィールをダウンロード、移動、または削除する」を参照してください。
  5. 本体を再起動します。

これをすると人によってはゲーマータグの復元が出来なくなります。
自分は復元中にまた80072741のエラーコードが出て復元出来なくなり、タグにサインイン出来なくなりました。
こうなってしまうともうどうしようもないので泣きながら布団に包まるほかありません。
そうしてこの現象に見舞われてから2週間程放置し、本日、「もう一回やってみてダメだったらMSに電話しよう…」と思い、xbox360起動→タグの復元→成功→あれれー?
復活しました。
結局何故こうなったのか原因は分からず仕舞いでしたが、とりあえず直ったようで一安心。
これで明日から始まるGTAオンラインに参戦出来る。


結論:MSは原因究明してお詫びをくれ。

2013年11月4日月曜日

Surface Pro 2をIYHしました。

イヤッッホォォォオオォオウ!

…はい、しょーどーがいというやつです。

メインPCが壊れてからというものAO532h-CBK123Gというネットブックで頑張っていたのですが、さすがに今の時代スマホよりもスペックの劣るネットブックはあかんと判断し、購入しました。
元々ゲーミングPCとウルトラブックを買おうと思っていて、どちらを先に買うかで迷っていたのですが、いきなり発表されたSurface Pro 2がとても魅力的だったため購入した次第です。
購入したのはメモリが8GBでSSD 256GBのモデル、13万弱のやつですね。これが一番人気なんじゃないかと思ってますがどうでしょう。10万切るがメモリもSSDも半分のものを取るか、SSDの容量が倍になっただけで5万も値が上がるものを取るか…
バランスとしてはこのモデルが一番手が出しやすいと思います。
本体と同時にType Cover 2も購入、色はパープル。ドッキングステーションも欲しかったのですが、発売は来年以降で詳しくは未定という事で諦めた。出たら買おう。

届いてすぐにセットアップしたのですが、windows8からはMicrosoftアカウントを使ってログインすることができるんですね。
しかしそこで問題が。
自分はMicrosoftアカウントの名前を本名の漢字で登録していたのですが、そのせいでSurfaceでアカウント登録された際、アカウント名が漢字になってしまいました。
アカウント名が漢字になると、C:\Users\○○の、○の部分が2byte文字になってしまうため、色々と弊害が出てきます。
自分はAlan Wakeを起動しようとしてエラー吐きました。
Steam等で洋ゲーを遊ぶ人は要注意。

他に気になったのはファンクションキー。
WEBブラウジングをしていてページをリロードしたい場合、F5を押すと思うのですが、Type Cover 2でそのままF5のボタンを押そうとすると画面の右側に検索窓が出てきてしまい、F5としての機能を使いたいなら右Altの隣にあるFnキーを押しながらでないといけないのだが、正直面倒。Fnキー押しっぱなしのまま固定したい。
その場合は「Fnキー+Caps」を押すと固定出来るようになる。
もう一度押せば解除なので、覚えておくと便利かもしれない。
ちなみにプリントスクリーンは「Fnキー+スペース」です。

Surface Pro 2が発表されてからというもの、どこを見てもゲームに関してはあまり触れられてなくて、やはりGPU統合型CPUでゲームを動かすなんて…という事なのか、ゲーム情報サイトですら艦これを動かすだけで終わっていた。
まぁ…分からなくはないけどさ…

というわけで色々動かしてみました。
先ずはド定番の3D Markから。
Basic Editionなので設定は弄れず、そのまま動かしただけになります。
Ice Storm、Cloud Gate、Fire Strikeの3パターン。
Fire Strikeは話になりませんね。常時10fpsも出ませんでした。Cloud Gateもそこまでスコアは伸びなかった。
ドライバは最新の筈なのにGRAPHICS DRIVER IS NOT APPROVEDと出る原因は分からず。

次に、実際にゲームを動かしてみた。
動かしたゲームはMinecraft、Alan Wake、PAYDAY2、Skyrim、Syndicateの5つ。
内臓されているチップがIntel Core Graphics 4400なので、設定を上げなければ3Dのゲームでもちゃんと遊べる。
Minecraftはゲーム自体は問題無く動くが、Type cover付属のタッチパッドだととてもじゃないがまともに動かせない。マウスが必要。
基本的に画質はLowに設定、Normalだと少々厳しい。
Skyrimが屋外では40台、屋内では60近くまでfpsが出る。
Creation Engineが元々軽いので設定をNormalにしても30fps近く出る。MODを入れるのはきついかもしれない。
Alan Wakeは30~40の間を行ったり来たり。
光と影がコンセプトのゲームなので、そこに力を入れている分、設定を上げると重くなりやすい。
SyndicateはVSyncを設定しないと上がりすぎて不安定になるので、設定した方がいい。
PAYDAY2はそのままだと起動しなかったので、「PAYDAY2 Surface」と調べたらやり方が出てきた。あまり推奨出来ない事だと思うのでここには書きません。
FPS作品はfpsが重要だと言う事がよく分かりました(何言ってるのか分かりにくいが伝われ)。
20〜30を行ったり来たり、平均24fpsだったのですが、30以下だと弾を当てるのが難しい。
友達とcoopをしてみましたが、やはり弾が当たらない。まぁ、前までマウスとキーボード使っていたのがコントローラーになったというのも大きな理由なのですが。

Surface Pro 2をタブレットと侮るなかれ、3Dゲームは思った以上に動きます。
ゲーム用として買うにはもっと良いものがあるし、これから出てくる最新のゲームを動かそうとするにはキツいので、あくまでメインPCを持っている人がサブPCとして使うには良いと思われる。
しかし…windows8に慣れるのは時間かかりそうだ…


2013年10月22日火曜日

9月に見た映画

はい、お久しぶりです。
PC壊れてからというもの暇なので映画を借りてきたり、アニメ見たりして過ごしてます。
夏アニメはダンガンロンパが面白かった。Vitaで出たReloadを買ったので、2の物語がどのようなものかプレイするの楽しみ。まぁ、GTAVが面白すぎていつプレイするかはわからないのですが。
秋アニメはキルラキルが良さげ。

さて、先月見た映画の話でもしましょうか。
劇場ではなく、レンタルで借りてきたものになりますが、「アウトロー」「ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い」「クラウド アトラス」「アイアンマン3」「10人の泥棒たち」「ジャンゴ 繋がれざる者」「藁の盾」「G.I.ジョー バック2リベンジ」「キャビン」を見ました。

ネタバレがあるので見たいものがある人は注意。


アウトロー(原題:Jack Reacher)
トム・クルーズ主演のサスペンスアクション映画。
元米国陸軍憲兵隊捜査官というあまり聞き馴染みの無い肩書きを持つジャック・リーチャーという男が主人公。原作小説はシリーズ化されており、本国アメリカでは今までに17作も出ているが、日本ではこの映画化されたアウトローを含め5作しか出ていないようだ。
どうにも盛り上がりに欠けるというか、派手なシーンが無く、リアルと言われればそれまでなのかもしれないが、それにしては主人公が万能すぎて納得いかないというか、何とも消化不良な映画。
何か謎があるというのは最初から分かっているので、その謎すら覆すような大どんでん返しを期待していたのだが、そういう事もなく、ただ淡々と話が進んでいった。
展開を予想してしまうのは悪い癖だと分かっているのだけれど、その予想を覆すようなものが無ければサスペンスとしては失格だと思う。ハリウッドで作られたとても豪華な火曜サスペンス劇場を見ている気分だった。

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い(原題:Fire with Fire)
前に何かの映画を見た時、予告編が流れて凄い気になっていた作品。アメリカでは劇場公開されなかったようだ。
消防士である主人公が、ある日立ち寄ったコンビニで殺人現場を目撃してしまう。その犯人がギャングのボスということで、殺人事件の証人になろうとした主人公はそのギャングに命を狙われるようになってしまい…という話なのだが、色々と酷かった。
まず、証人になると決めてから裁判までの間に8ヶ月近くあったようなのだが、その期間を「8ヶ月後…」と省略するのはどうかと思う。裁判間近になってからいきなりギャングが襲ってくるか?8ヶ月もの間放っておいたと?それとも探し当てるのにそれだけ時間がかかった?何にしろその裁判までに色々と“何か”がないと復讐劇として成り立たないと思うのだが…
どうにも、主人公に感情移入出来なかった。実際は主人公が復讐するに至る“何か”はある。あるにはあるが、いきなり荒々しくなりすぎ。アメリカで劇場公開されなかった理由が何となく分かった。
しかしブルース・ウィリスの無駄遣いっぷりはどうにかならなかったのか。大物連れてきてるんだからもっと活躍させてやれ。いる意味全く無かったぞ。

クラウド アトラス(原題:Cloud Atlas)
「マトリックス」でお馴染み(という台詞が今後言われ続けるであろう)ウォシャウスキー姉弟監督作品。
海外では原作小説が出ており、「映像化不可能」と言われていた作品のようだ。ウォシャウスキーお得意のSFでの話で、グランドホテル形式の映画となっている。
ストーリーや映像美に関しては言うことない。原作を読んでいないので「この部分がない!」「ここはこうじゃない!」ということもなかった。
ただ、問題が一つ。
北京を舞台にしたシーンがあるのだが、そこだけどうにも受け入れ難かった。
欧米人をアジア人風にする特殊メイクをしているのだが、それが違和感ありすぎ。何でもたれ目にして一重まぶたにすりゃいいってもんじゃない。最初出てきた時は「SFだしクローン人間か何かだろう」と思っていたくらいだ。
そこに目を瞑れば良作と言えるだろう。

アイアンマン3(原題:IronMan 3)
ロバート・ダウニー・Jr主演のシリーズ3作目。
元々アメコミヒーローの映画が好きで、アイアンマンシリーズも1から見続けている、大好きなシリーズだ。
しかし、監督が変わったせいか3はあまり面白くなかった。
キリアン率いるマンダリンが強すぎる。アヴェンジャーズで活躍したアイアンマンのスーツをあんな簡単に壊されると今までの敵が一気にしょぼく見えてしまう。
少年漫画にありがちな強さのインフレが始まってしまった。
もしアイアンマン4が作られるのであれば、監督をジョン・ファブロー(アイアンマン3では警備主任役として出ている)に戻してほしい。
アヴェンジャーズ2へと繋がるユニバースの初めがこれではこれから出る作品の出来が不安になってしまう。
マイティ・ソーは1が面白くなかったので2は期待していないのだが、これも面白くなかったらどうなることやら…

10人の泥棒たち(原題:The Thieves)
韓国で大ヒットを記録した作品らしい。
伝説の泥棒であるマカオ・パクから幻のダイアモンド“太陽の涙”を盗む計画を聞き、韓国と中国の泥棒たちが集まり…という話。
最初の1時間は「オーシャンズシリーズのパクリか」といった感じ。
そもそも最初の作りはそれを意識してわざと作られているかのようになっている。
計画や行動にプロとしての意識が見られない杜撰さは映画に対する期待値をどんどん下げていくのだが…
計画が失敗してから話が二転三転していく。そこからがジェットコースターのようにテンポが早い。
特にマカオ・パクが逃走するシーンは癖になる。
序盤一時間の暇な時間を我慢することが出来れば、残り一時間は楽しい時間となるだろう。空腹は料理を美味しくするのだ。

ジャンゴ 繋がれざる者(原題:Django Unchained)
クエンティン・タランティーノ監督による西部劇。タランティーノをタランティーノ足らしめる“無駄な会話”が無かったなぁ、と思いつつ、よくよく考えるとあまりタランティーノ映画を見ていないので無駄な会話というものがどういうものか分かってなかっただけかもしれない。
…まぁ、無かったと思う。
悪役として出てくるレオナルド・ディカプリオが良かった。主役のジェイミー・フォックスがパッとしなかったので尚更。
165分と長い映画ではあったが、物語の波がしっかりとしており、飽きることは無かったので、タランティーノの少しやりすぎな暴力に抵抗がないのであれば見てみる事をオススメする。

藁の楯
9月に見た唯一の邦画。
実力派俳優で固めた質実剛健といった感じ。
終始シリアスで常に神経がピリピリと張っている雰囲気は肌に合わない人もいるかもしれないが、面白いので是非見て欲しい。
藤原達也の演技は鬼気迫るものがある。
邦画は青春物や恋愛物など、アクション要素の無い作品ばかり借りてきて、あまりこういうのは見なかったのだけれど、きちんと金がかかっているものは邦画でも面白いんだなと考えを改めさせられた。

G.I.ジョー バック2リベンジ(原題:G.I. Joe: Retaliation)
2009年に公開されスマッシュヒットを飛ばしたG.I.ジョーの続編。
いきなりで申し訳ないけど面白くないです。
G.I.ジョーがこんなにしょぼい特殊部隊なら世界最強と名乗る事は不可能。数台のヘリに襲撃された程度でほぼ全滅とかどうかと思うんだがな。
そしてまたブルース・ウィリスの無駄遣い。主役じゃなけりゃこんなチョイ役しかやらせてもらえないのか?
1も凄い面白いと言える作品ではなかったが、2は酷いとしか言いようがなかった。果たして3はどうなる事やら…

キャビン(原題:The Cabin in the Woods)
今回この作品が一番面白かった。
過去の色んなホラー映画へのパロディ、オマージュを盛り込みつつ、その定石を覆していく。
ホラー映画を多く見ている人程楽しめる作品だ。
筋肉バカ、その彼女の金髪お色気要員、赤毛のヒロインに、彼氏としてくっつけられようとしてる真面目青年、そして薬物中毒者。この5人が夏休みのバカンスを過ごそうと、山奥にあるキャビンに辿り着くところから物語は動き出す。
もうこの時点で「13日の金曜日」と「死霊のはらわた」のオマージュであることが分かる。ニヤニヤしてしまう。
他にもヘル・レイザーやリングのオマージュなんかも出てきてテンション上がること間違いなし。
「あ!これ、◯◯のオマージュじゃない!?」と元ネタを探しながら見るのも一つの楽しみ方としてアリかもしれません。
…話は変わりますが筋肉バカを演じるクリス・ヘムズワースはいつになったら演技うまくなるんですかね?マイティ・ソーを楽しめなかった大きな原因としてこの人の大根役者っぷりが見てられなかったからというのがあるんですが、今回は映画がB級臭いためそこまで違和感がないのが救いかな。
アヴェンジャーズでも明らかに一人浮いてましたよね。初めてハルクを演じたマーク・ラファロとか馴染んでいたというのに…
閑話休題。
キャビンはホラー映画好きでなくとも、スプラッタに嫌悪感を示さないのであれば誰にでも楽しめるエンターテイメント作品なので、是非見てみることをお勧めする。
久しぶりにソフトを買おうと思った作品だった。


9月に見た映画はこんなものですかね。10月も結構映画見てるので少しずつ感想を書いていきたいと思います。


2013年9月25日水曜日

iPhone5sとミクスペリア

手に入れました。
これでSH-01C(docomo)、Xperia Z(docomo)、ミクスペリア(docomo)、iPhone5s(SoftBank)の4台持ちです。
面倒なので写真とかはないです。

…うん、後悔はしてない。
ミクスペリアが8月末に抽選があるというのでとりあえず応募。39000台限定の中、10000台が抽選用ということで当たるかどうか怪しかったのが見事当選。
9月18日発売だったのですが、休みが20日だったのでその日に引き取りに行くことに。
SH-01CもXperia Zも機種変はしたくなかったので、新規契約することにした。

奇しくも9月20日はiPhone5sと5cの発売日、自分は4sを使い続けてきていて、落とした際に中の部品がおかしくなったのか、音量が勝手に下がってしまうようになってしまい、5sが発売されたら絶対に買おうと思ってたので、20日はまずiPhone5sに並ぶことにした。
全国で朝8時に販売開始と発表されていたのでとりあえず6時に家の近くのSoftBankに行きまして。
まぁ、2、3人並んでいる人いるのかなと思っていたが、自分が並んだ時点で10人くらいいて少し驚き。やはり新iPhoneの人気はすごかった。
SoftBankなどのキャリア店ではスペースグレイという色しか用意されていなくて、他の色は予約制となっていた。
自分はスペースグレイが欲しかったので色は問題なく、容量も64GBがちゃんと入っていたのでそこもクリア。
8時に開店してからサクッと機種変。念願のiPhone5sをゲットしました。

そして一旦家に帰り、10時半くらいになってから今度は近くのdocomoショップへ。
今回docomo初のiPhoneということでiPhone購入待ちが長蛇の列を作っており、(これ何時間も待たされるのかな・・・)と思っていたが、iPhoneとは関係ない新規契約は別枠として用意されていて、15分程で呼ばれてミクスペリアの契約を結ぶことが出来た。
店員がiPhone発売で色々と焦っていたのか、Xperia Z契約時よりも色々と説明が足りなく、早く捌きたいというのがヒシヒシと伝わってきたのはどうかと思うなぁ・・・
まぁ、一応無事にミクスペリアを手に入れられたので良しとしましょう。

そして人生で最初で最後になるであろう、“1日に2台携帯契約”という事をしたのでした。

しかし、仕方ないこととはいえ、いらないサービスとの契約をさせられるのは不快ですね。
i チャネル、i Bodymo、dアニメストア、dヒッツ、dビデオ、全部いらない。
TSUTAYAミュージコ、yomel.jp、music.jpもいらない。
というか音楽サービス3つも契約させられる意味がわからない。せめて被らないサービスにしてほしい。
○○日間無料、となってるものはその期間内に解約すればいいだけの話ですが、登録時にお金を取られるもの、しかも「2ヶ月間のご利用をお願い致します」とか書かれてるものは本当に意味がわからない。
店舗でのノルマなのだろうが、高い買い物をしてるのだからそこまでオプション付けさせなくてもいいだろうに。まぁ、2ヶ月の辛抱だと思うことにしよう。

iPhone5sは予想通り快適、4sからの乗り換えということで縦に少し長くなっているのが最初は違和感あったが、すぐに慣れた。画面が広がることにより、情報量が増えたのは嬉しいことだ。
Xperia Zは大きく感じるので、iPhone5sくらいが丁度いい。
iPhone5sにして問題だと思ったのはiOS7搭載なので、一部のアプリがまともに動かない事。
Simplenoteが文章を書いている最中の表示部分がすごく小さくなってしまうし、フリーズもたまにする。
挙動がおかしいのはこのアプリくらいだけどとても不便。simplenote気に入っているし、良く使うアプリなだけにこれは早急に対処してほしいものだ。
※9月27日のアップデートによりこのバグは直りました。良かった良かった。

ミクスペリアは持て余している状態。
AndroidとiPhoneは自分の中である程度住み分けが出来ているのだが、だからこそAndroidを2台も持つ必要はなく、Android間での住み分けを模索している最中。
Zは5インチと画面が大きい分、動画を見たりゲームをしたりとタブレットのような使い方をしているのだが・・・
スマホ3台以上持ってる人、どうやって使い分けをしているのか教えてください・・・

2013年9月1日日曜日

HDDが逝ってしまわれた。

前々からOS起動中にフリーズしたりゲーム途中でフリーズしたり色々ヤバイと思ってて、中に埃が溜まってるのかと掃除をしたらコロンと抵抗が落ちてきて「え、なにこれ」状態。

それからOSクリーンインストールしようと思いHDDフォーマットしてたらそこでフリーズしたりともうダメですね。無理矢理フォーマットしてOS入れましたが、起動中何の前触れもなく再起動、起動中にいきなりフリーズ、windows update中にフリーズ、ブルースクリーン出たと思ったらそこでフリーズ、とりあえずフリーズフリーズフリーズの嵐。
掃除をする前よりフリーズするようになりまともに動かせなくなってしまった。やばいと思った時に外付けHDDを買いデータは避難していたので良かった…

FF14楽しみにしていたのに全く遊べていなくて残念。そもそもアップデート中にフリーズするからクライアントをまともに起動してない。キャラメイクすらしてない。鯖が満員で入れないとか以前の問題。
新しいHDDに換装して、それでもダメだった場合はPC買い換えなくては…出費が嵩む。
あーやだやだ。

2013年8月24日土曜日

PAYDAY2 -Let's do Th..

今月の13日から製品版の配信が始まった「PAYDAY 2」
予約の売り上げが好調だったらしく、発売前にして開発費とパブリッシャーである505 Gamesの投資額を回収してしまったらしい。
初代PAYDAYは所謂スルメゲーで、やればやるほど発見があり、面白さが増していくゲームだった。効率とスピードを重視するも良し、完全ステルスを狙うも良し、身を危険に晒して大金を狙うも良し、とプレイヤーの好きなように遊べたのだ。
それは2になっても変わっていない。
2になって大きく変わったものは武器とスキルの取得方法だろう。
1では選んだスキルによって取れる武器が決まっており、欲しい武器があったらそれに合ったスキルのレベルを上げ続けるしかなかった。
しかし、スキルのレベルには「レベル制限」が設けられており、スキルとは別に用意されている自身のレベルが上がらなければ選んだスキルを上げ続ける事が出来ず、レベル制限がかかっている間は他のスキルのレベルを上げを強制されるなど成長要素に自由度はあまり無かった。

2で武器は自身のレベルによってアンロックされるようになっており、レベルが上がる毎にスキルポイントが貰えるので、それを好きなように割り振る事でスキルを取得するシステムとなった。これは良い進化だと思う。
スキルは
・MASTERMIND
・ENFORCER
・TECHNISIAN
・GHOST
の4つに分かれており、スキルツリー方式になっている。
スキルツリーはTierというランク分けがあり、そのスキルツリーに振り分けたポイントが多くなればなるほどTierが上がっていき、有能なスキルを取れるようになっていく。スキルもBASICとACEがあり、BASICを取った後またポイントを振る事によってACEが取れる。例えばMASTERMINDのEnduranceというスキル、BASICだと自分のスタミナが増加するだけだが、ACEだと自分と仲間のスタミナが増加する。
スキルポイントは有限なので、計算しながら欲しいスキルがきちんと取れるよう計算する必要がある。まぁ、金を払えばスキルの振り直しも出来るのでそこまで気にする必要もないのだが、スキルポイントが増えれば増えるほどかかる費用も馬鹿にならないので計算するに越したことはない。
そして2から新要素としてCrime.netという項目からミッションを選択するようになった。
Crime.netを開くといくつかミッションが表示され、時間と共に消えたり現れたりするのだが、出現するのはランダムなので、同じミッションを何度も選ぶのが難しくなっている。
PAYDAY2はミッションが30以上になったと言われていたが、1では1つのミッションに30分近く(DIAMOND HEISTなど、ステルスを徹底していれば10分で終わるものもある)かかっていたものが、2では全体を通して30分かかるものが5〜10分で分割されているだけである。
スキルが揃っていれば30秒ほどで終わるミッションすらある。まぁ、35秒以内に強盗を終わらせる実績があるので予想していた人は多いだろう。
やれる事が増えたのはありがたいが、ミッションの面白さとしては1の方が上だった。

今現在、自分がやっている限りは“UKRANIAN JOB” “FOUR STORES”が効率が良いと思っている。
役割分担をちゃんとすれば4人coopでスムーズに終わらせられるので、気心の知れた友人がいるならやってみると良い。FOUR STORESはEnforcerのPortable Sawが、UKRANIAN JOBはTechnicianのShaped Chargeが必須だが。
ミッションクリアすると最後にカードをめくり、武器MOD、マスク(装飾品含む)、キャッシュのいずれかが手に入るのだが、完全なランダムなので欲しい物を手に入れるのは難しい。とりあえずマスク寄越せ。話はそれからだ。

今回はどこかに立ち止まってひたすら押し寄せる敵を倒し続けるというミッションが殆ど無いので、正直武器に関してそこまでこだわる必要はない。
「あーこれ使いやすーい」というのがあればそれを使い続ければいい。選択肢もそこまで広いわけではない。
しかし、Crime.netの使いにくさはどうにかならなかったのか。
やりたいミッションが出ないし、出たとしても望んだ難易度じゃないなんてことはしょっちゅうだ。このシステムはRPGとしてミッションを受けるキャラになりきれるという点では良かったのかもしれないけど、正直開発者の自己満足でしかない。やめてほしい。
経験値やミッションについても不満が残るが、バランス調整はするだろうし、ミッションもDLCが発表されているので、長い目で見れば…

1の正当進化なので、1が好きだった人は2も好きになれる。
安心して買おう。

Steam - PAYDAY2
Amazon.co.jp - Xbox360(輸入版)PS3(輸入版)

2013年8月22日木曜日

実家に帰省してました。

盆ですね。
自分の実家は沖縄なので、「ウークイ」と呼ばれる旧盆最終日の行事に合わせての帰省です。旧盆初日の「ウンケー」は仕事が入っており行けませんでした。
まぁ、行事と言ってもやる事と言えば仏壇のある親戚の家に行ってウートートーして、ウチカビを焼くだけなのですが…
ウートートーというのは仏壇の前で手を合わせる事を言い、ウチカビというのは死後の世界で使うお金の事です。
ウチカビを焼く事で先祖にお金を持たせてあげる事が出来るのです。地獄の沙汰も金次第…なのかどうかは分かりませんが、お金は持っておいて損はないのでしょう。

行事自体は一日の夕方から夜にかけて終わるため、他の時間は暇を持て余してました。
AパンCパンとして有名な「あげパン工房 アントシモ」で全部のパンを買ってみたり、国際通りにある「ジャンプステーション沖縄」でお土産を買ったり。
三日間しかいなかったので出来たのはこれくらいですけどね。


夏の沖縄なのでかなり暑いと思われがちですが、沖縄の暑さはあくまで日差しのキツさにあるので、木陰に入ってしまえばそこまで暑くないんですよね。島国だから風も吹くし。
東京のほうがよっぽど暑い、うだるような暑さですよ。

もう少し時間があれば友人と遊べたのですけれどね、正月に帰るのであれば酒を酌み交わしたいものです。

2013年8月8日木曜日

「DEMPA MODELS X 100 COSPLAY」発売記念イベントに行って来ました。

8月6日、でんぱ組.incというアイドルグループのイベントに参加してきました。
興味あるのはみもりんだけではないのです。
今の自分はμ'sとでんぱ組.incが生きる糧と言っても過言ではないのです。

会場は御茶ノ水にあるWATERRAS COMMON HALL。
ファンクラブ限定イベントで、「DEMPA MODELS X 100 COSPLAY」という写真集発売記念トークショーです。
DEMPA MODELS X 100 COSPLAYはクリアストーンの人気コスプレシリーズであるトキメキグラフィティとでんぱ組.incがコラボしたものの発展形となっており、トキメキグラフィティ撮影写真50種類+50種類のコスプレ写真、計100種類ものコスプレ写真が掲載された写真集となっております。
この発売記念のトークショーイベントがFCサイトで観覧募集しており、運良く当選したので行って来ました。

会場は100人くらい収容出来る所で、参加者はだいたい80人くらいかな?
当選メールに整理番号が振られており、整理番号順に会場入りすると椅子が用意されているので好きな場所に座る事が出来、自分は30番台だったのだが、当然のごとく真ん中の前列は埋まっていた。
会場の後ろの方では当日の握手券付き写真集が売られており、イベント開始前に大行列が。
自分は列が少なくなってから買いに行きました。

物販列が途切れなかったり、雨が降っていたせいで遅れてしまった方がいたりとなんだかんだで18時開演が遅れ18時15分くらいにイベントが始まりました。

出演はでんぱ組.inc、須崎祐次(写真家)、下田亮(衣装担当/クリアストーン マーケティング部長)、上田智子(司会/フリーライター)の9名。
基本的には上田智子さんがでんぱ組.incに話を振り、合間合間に須崎さんや下田さんが話を挟んでいく感じでした。
・写真集の個人ページの一番前にメンバーが1ページ自由に使えるページが用意されているが、そこはどのような気持ちで描いたか
・自分のお気に入りの写真はどれか
・海外遠征が増えてきたが、その事に対してどう思うか
等の質問が上田さんから投げかけられ、それにでんぱ組.incが答えていき、須崎さんや下田さんが解説を加え、でんぱ組.incが脱線させ、上田さんがまた質問を投げかけ話を修正していくという流れ。他にも撮影時のポージングや衣装についての撮影秘話が盛り沢山でした。

約90分程度でトークショーは終わり、最後に握手会が始まりました。
握手会というものに参加するのが初めてで、自分のイメージではメンバーの誰かを選び、1人と握手して軽い会話を交わしたら終わりと思っていたのですが、ステージにメンバー6人がずらっと並び、順番に握手をしていくというものでした。他のグループアイドルでも握手会というのはこういうものなのかな?AKB系列は自分の推しを選ぶみたいだけど。
握手の順番は成瀬瑛美→古川未鈴→夢眠ねむ→最上もが→相沢梨紗→藤咲彩音の順。
握手会は正直、失敗だったなー。
生のでんぱ組.inc可愛いんですよ。やっぱりアイドルなんですわ。本人達前にしちゃうと頭真っ白で何も言えなくて。「すいません、こういうの初めてで……何話していいのか…」と全員に言ってました…は、恥ずかしい……
皆どうにか話をしてくれて、緊張しつつもどうにか絞り出せてた声が最上さんあたりでもう出なくなったのですが、自分が着ているシャツ(でんぱ組.inc関係ないただのシャツ)をいじってもらえたので救われました。最上さんありがとうございます。
何を喋ったのか覚えてるのは古川さんと最上さんだけで、ほんともう緊張しっぱなしでしたね。
古川さんは「話す機会があったらこれを言おう!」と思っていたことがあったので大丈夫だったんですけどね…
これ書いてる今も思い出して醜態を晒してしまった自分が恥ずかしいです。

そんなこんなで握手も終わり、スッと会場を後にし、帰路に就きました。
知り合いがいるわけでもなかったし、物販もイベント開始前だけだったのでイベント終了後はあっさりとしてた。
握手会だけが心残りでしたが、まぁ、もしまた同じようなイベントがあれば何を話すか考えてから望みます。

次参加するでんぱ組.incのイベントは9月16日の日比谷野外大音楽堂のワンマンライブだ。
楽しみだな~

2013年8月1日木曜日

インディーズノススメ #4 「Cubeworld」

えぇ、先月も忘れてました。もう不定期連載ってことにします!許してください!
…さて、今回紹介するのはCubeworld、α版が配信されたばかりのインディーズゲームだ。

「ああ、またMinecraftのパクりか」
確かに、パッと見そう見える。Minecraftがヒットしてからというものこのようなボクセルタイプのゲームが爆発的に増えた。
このCubeworldもその流れに乗った一つの作品だ。それは間違いない。実際製作者の一人であるWollay氏はMinecraftを開発しているMojangで働いていた事もある。
しかし、「MinecraftにRPG要素を足したものでしょ?」と思って買ってしまうと痛い目を見る。
CubeworldはボクセルベースのオープンワールドRPGがメインであって、クラフト要素はRPGによくある合成レベルのものしかない。
もちろんブロックを自分で壊すことも出来ないし、積み上げることも出来ない。
自分がアクセス出来るのは“これは触れられますよ”と用意されているものだけだ。
それも意味があるのはフィールドに存在する、壊したらアイテムを落とすオブジェクトだけ。
街を見つけたとしても、その街に存在する宝箱などは何も入ってないものしかない。これはα版でまだ製作途中だから導入されてないだけだと思われる。製品版、もしくはβ版あたりで実装されるのだろう。
ゲームシステムは典型的なH&Sで、フィールドを探索し、ダンジョンを見つけたらアイテム求めて特攻し、街で換金or強い装備をクラフトというものだ。

キャラ作成時に選べる種族はヒューマン、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、オーク、リザードマン、アンデッド、フロッグマンの8種類。単純に見た目のみなので、好みのものを選ぼう。ゴブリン、オーク、リザードマン、フロッグマンと、選べる種族の半分が緑色なのは開発者の趣味なのだろうか…
種族以外にクラスもあり、ウォーリアー、スピリットメイジ、ローグ、レンジャーの4種類。クラスによって扱える武器が変わってくるので、Wikiなどを見てやりたいクラスを選ぼう。
自分は紫色のモヒカンがトレードマークのアンデッド、ローグにしました。
ワールドを作ったら世界に放り出されるので、やりたい事を探さないといけない。
とりあえず街を探すのがいいかもしれない。道具屋や武器屋などがある。
道中、色んなモブに出くわすと思う。
モブはヘルスバーの上に種族が書いてあるのだが、“名前が赤くなるにつれて自分よりレベルが高くなっていってる”ので注意。真っ赤な敵とか瞬殺されます。
ヘルスバーの色によって友好的敵対的か分かる仕様になっているので、名前が赤いからといって友好的な人にビビらないようにしよう。
最初のうちは死にまくる。すぐ死ぬ。名前が青でも人型二人相手だと死ぬ。メイジ相手だと近づくことすら出来ずに死ぬ。ブーメラン持ってる相手だと気づいたら死ぬ。逃げてる最中に高台から足滑らせ落ちて気絶してる間にボコられて死ぬ。死んでリスポーンしたと思ったらいきなりオーガに殴られて死ぬ。
とりあえず死ぬ。
さて、死なないようにするにはどうしたらいいだろう。
金貯めて装備強くする?
弱い奴を集中して狙う?
どれも正解。だが装備にはステータス制限があるし弱い奴を倒してレベル上げは時間がかかる。
そこでとっておきの方法を教えよう。
それは
“友好的なNPCに殺してもらう”
という方法だ。

……まぁ、正直、褒められた戦い方ではないのは認めよう。だが、これが最も安全かつ効率の良い経験値の稼ぎ方なのだ。
やり方は簡単、友好的なNPCを見つけたら敵を殴って引き付けつつそのNPCのところまで行くだけ。後はNPCが殺してくれる。近くでグルグル回ってたら経験値入ってきます。

α版ということで未実装の機能が多い。あくまでこういう世界で、こういうスタイルのゲームになりますというガワだけを触れると思ったほうがいい。
クエストも簡素なものしかないので、ひたすらダンジョンに潜るだけのゲームが好きな人は楽しめるだろう。
Cubeworldは公式サイトにてα版が現在15ユーロ、約2000円で販売中。
β、製品版と上がっていくにつれ値段が上がっていくので、とりあえず今買っておいて寝かせておくのもアリかもしれない。

Cubeworld - 公式サイト

2013年7月30日火曜日

三森すずこさんのイベントに行ってきました。


えぇ、声優の三森すずこさんです。間違ってないです。ゲームの話ばかりしてるブログですが、中の人はこういうのにも興味あるんです。
みもりんぐうかわ。
7月28日、晴れ。場所はニッショーホール、ポニーキャニオン本社のすぐ近く。
ここで行われた『三森すずこ2nd Sg発売記念イベント「Jingle Child Mov.2」』の東京公演に行ってきました。
12:40、15:30、18:00の3部構成となっており、三森すずこ2ndシングルを買った時に付いてきたイベント応募券で当選したらどれかにいけるというもの。
自分は4枚送り2枚当たったので、15:30と18:00の2部と3部に参加してきました。
時間は約1時間、構成は

・約束してよ?一緒だよ!(歌)
・2ndシングル限定版に封入されている小説の朗読
・8月7日発売のイメージDVD/BD「みもりんといっしょ!〜カムオン ベトナム〜」映像チラ見せ
・約束してよ?アドリブだよ!(トークコーナー)
・サマーバケーション(歌)
・約束してよ?一緒だよ!(歌)

このようになってました。
歌の部分でのミモリアン達のコールやフリの完璧さといったらもう…
ライブで初めてやる曲のはずなのにタイミングバッチリなのは現場慣れしてるってことなんだろうな…

朗読は内容が甘酸っぱいので「あ〜こんな青春送りたかったなぁ」と思わせられた。花火大会の話なので、朗読が終わった後、みもりんが前日の隅田川花火大会ネタを盛り込んでくるなどタイムリーな話題が楽しめるのはイベントならではですね。

イメージDVD/BDの映像を大きなスクリーンでみもりん本人と見る。
これは中々無い貴重な体験だった。ドアップで自分の顔が映された時に「うぎゃー」と言ってるみもりん可愛い。そりゃうぎゃー言うわ。

約束してよ?アドリブだよ!このコーナーが一番の見どころだったと言っても過言ではない。
会場の入り口のところにアンケートボックスが入っており、「どこで」「どんなみもりん」「どのようなセリフ」という項目を書いたら、イベント中にみもりんが箱の中からランダムで引き、繋げて寸劇をやるというもの。
・「ゾウの上で in タイ」
・「園田海未のみもりんが」
・「しろくまアイスを大絶賛しながら「はい、あ~ん」という」
このようになるので、それをみもりんが即興で再現する。
ちなみにこの時はラブライブ!の矢澤にこのモノマネも飛び出した。微妙に似てるところが会場を笑いの渦に包んだところは流石みもりんだった。
3rdシングルの初回限定盤にでも特典映像として入れてほしい。

サマーバケーションは初披露?らしく「初めて聞く人もいるかもしれないけど~」と歌の前に言っていたが安心してほしい。こういうイベントに来る人はカップリングもちゃんと聞いてます。

2回目の約束してよ?一緒だよ!はイベント開始時に1回やってるので現場慣れしてない人でもコールやフリが出来るようになっており会場の一体感が段違いだった。

こうしてミニライブは終了、最後は観客の退場時に舞台を通りみもりんとハイタッチ出来る。
ハイタッチが始まる前、スタッフが何度も「ハイタッチの際、手を上げたままの姿勢でお願いします。そしたらみもりんが優しく、優しくハイタッチをしてくれます。手を振りかぶったり、走ったりするのはご遠慮願います。」と散々言ったのに、それを無視して振りかぶって会場にパァン!と音が響くくらい強くハイタッチする人が何人かいたのだけれど、そういう人の事を考えられない輩がいるとこれから同じようなイベントが開けなくなるかもしれないのでやめてほしい。
単純に考えてニッショーホールの収容人数、大体750人×3回をハイタッチするのだからみもりんの手はやばいことになるはずだ。イベント自体は楽しかったのだが、こういうおつむの弱い人達の行動のせいでイベント以外の時間は苦痛が多かった。
まぁ、最後のハイタッチの時「楽しかったです。」と言ったら「いぇい♪」とみもりんが言ってくれたのでそれで全て吹っ飛んだのですが。

帰り際にTシャツとタオル購入。大阪でのイベント時は物販即壊滅と聞いていたし、お金に余裕が無かったので今回は物販買わないつもりだったのですが、終わり際になっても残ってるのを見て思わず手に取ってしまった。
正直、かなり、ダサいと思うのだけれど、みもりんが着てると可愛く見えてしまったのだから仕方ない…そう、仕方ないんだ…

以上でレポ終了です。結構楽しめました。実は1stシングル発売時のイベントも当たっていたのですが仕事が入っていた為断念、今回のも仕事が入っていたのだが前回行けなくてかなり悔しかったので頼んでどうにか休みにしてもらった。
3rdの時もこういったイベントがあるなら是非参加したい。1回目2回目と当たってるんだから3回目も当たるでしょ。うん。
そんなわけで『三森すずこ2nd Sg発売記念イベント「Jingle Child Mov.2」』感想でした。

2013年7月24日水曜日

Steam Summer Sale 2013終わりました。

23日の午前2時に終了、今回はお祭り騒ぎというような感じではなかったなぁ。
びっくりするくらい欲しいものが来なくて所持リストあまり増やせなかった。
そしてやはり今回もコミュニティチョイスはダメでしたね。とりあえず知ってるタイトルに投票する、という人が多すぎて多すぎて…
Valveはこのシステムはとっととやめるべき。つまらんから。
今回のセール、とりあえずこれくらい買いました。
ゲーム本体所持数528本から543本に。殆ど増えてない。
ほんとはもっと買う予定だったのだけれど、PAYDAY2の4pack買ったらちょっと…ね。
こりゃ来年の夏までに1000本は無理だなぁ…

あと、サマセ終わった瞬間バンドル入りするのやめてください。Afterfall Insanityさん、貴方のことです。

最近はWarframeとCubeworldやってます。
Warframeはやってると画面ブラックアウトするようになったから控えてたんだけど、原因が垂直同期をしなかったせいでfpsがガンガン上がってグラボが熱暴走を起こしてたということみたいなので、今はfps制限して普通にプレイしている。落ちる気配もない。
Cubeworldは今度記事書く。
25日にはドラゴンズクラウン、魔女と百騎兵、レゴシティ アンダーカバーも買うというのに、いつプレイする時間があるというのやら…

2013年7月13日土曜日

Steam Summer Sale 2013始まってます。


そう、もう始まってます。今日で二日目です。
去年のWinter Saleと同じく“日替わり”“フラッシュ”“コミュニティ チョイス”の3種類のセールです。
フラッシュは8時間毎に4本のゲームがセールになり、コミュニティ チョイスは対象タイトル3本の内どれか1つを選び、得票数が一番多かったものが8時間だけセールになる。
また今回も日替わりやフラッシュに出てきそうな大物タイトルばかりコミュニティ チョイスで選ばれ、意味のない投票をさせられるのだろう。
ちなみにSteamレベル5以上だったら3回投票すればSummer Saleのカードが1枚貰えます。
また、$10買い物する毎に1枚貰えるみたい。

とりあえず買うのは75%OFFと$4.99以下のゲームだけに絞ろうかと。
どうしても欲しい!というものは50%OFF以上だったら買います。
どうしても欲しかったので66%OFFでしたがDEFIANCE買いました。β面白かったからセール待ってた。

期間は7月11日~22日、日本時間だと12日午前2時から23日午前2時までかな。
http://forums.steampowered.com/forums/showthread.php?t=3148280
http://www.reddit.com/r/GameDeals/
この辺り見て頑張って追ってください。

今現在ゲーム所持数が528本なので、大型セールでブーストし来年の夏までには1000本にしたいところ。
でも安いゲームはある程度買っちゃったからなぁ…難しそうだな…

2013年7月5日金曜日

OUYA -理想と現実に揺れる

始めはkickstarterに載せられた一つのプロジェクトに過ぎなかった。
それがkickstarter史上類を見ないレベルで大成功を収めた。それからOUYAは一大プロジェクトとなった。
元Infinity WardのRobert Bowling率いるRobotokiが2015年発売予定のHuman Element、その前日譚をOUYA専用タイトルとして配信すると宣言した。
スクウェア・エニックスはFF3をOUYAに最適化して発売すると発表した。
OUYAの成功は誰の目からも明らかだ。大手ゲームサイトもこぞって「次世代xbox、PS4、そしてOUYA、次世代を制するのはどのゲーム機か」などという記事を書いた。
次世代機の中で一足お先に2013年6月25日発売となったOUYA。
果たしてPS4やXbox Oneと肩を並べる存在となりえるのか…

4月に予約して今か今かと待ち続けた存在。6月25日にローンチされ、無事7月1日に自分の手元に届いた。
公式で予約したのに発送始まったのが28日で遅れた理由が「配送会社のせい」と言い始め、一企業の姿勢としてあまり良い印象を持てなかったのだが、一応届いたので良しとしよう。次遅かったら許さん。

自分は本体のセットとコントローラー単品で一つ注文したので送料込みで170ドル、約1万7千円。
本体は今まで公式で公開されてきた写真を見て分かるとおり、本当にルービックキューブサイズ。
コントローラーはxbox360に影響を受けている感じ。かなりチープな造りだ。
箱の中には他にHDMIケーブル、ACアダプタ、単三電池2個、説明書が入っていた。

ちなみにコントローラーは銀色の部分が取り外せるようになっており、ちょうど左右のグリップの部分に電池を入れる。ちなみに何故取り外せるのかというとこの部分を着せ替えて自分好みのコントローラーとして使ってほしいからとのこと。しかしこれは初期xbox360のフェイスカバーと似た匂いがする。同じ末路を辿りそう。
起動させるとOUYAのロゴと共に野太い声で「ウーヤー!」という叫び声が。
その後インターネットのセットアップ、そしてすぐにアップデートが始まった。
なぜか最初はエラー吐いたのだが、やり直すとすんなりと出来た…一体何だったんだ。
アップデートが終わるとすぐにクレジットカードの設定をさせられる。基本無料だから購入する時でいいと思うのだが…
MANAGE→SYSTEM→ADVANCEDからAndroidの設定を開くことが出来る。そこから日本語を選ぶことも出来るが、OUYAのホーム自体は日本語対応していないのであまり意味がない。
一部ゲームをプレイする時に言語が日本語になるくらいか。FF3も日本語になる。


とりあえず「FF3」「Shadow Gun」「Chrono Blade Demo」「Canabalt HD」「TowerFall」を遊んでみた。
FF3はDSで3Dリメイクされ、それをスマホに移植したものを更にHD画質に耐えられるように最適化したもの。
まぁ、FFなので普通に遊べる。価格は15.99ドル。まだ購入はしてない。

Chrono Blade Demoはその名の通り体験版。OUYAはFree to Playの精神を掲げており、ゲームを購入する前にとりあえず体験版を遊んでもらい気に入ったら買ってもらう、という販売方式だが、それとは別に単純に未完成の体験版だった。3Dのベルトスクロールアクションで、コンボを繋げていくのが中々面白い。しかし自キャラの体力が低いのか敵の攻撃力が高いのか分からないが、中ボスのような敵にすぐ殺される。ガードとポーションを駆使すればいいのだろうけど、まだ制作途中だからかfpsが安定せず気付いたら吹っ飛ばされてることがしばしば。正式にリリースされたら買う予定。

Canabalt HDは昔FLASHで一部の人に流行ったCanabaltがHDグラフィックになってリプレイ要素を追加しただけ。タイミング良くボタン押すだけのゲームなのでカジュアルゲーム機であるOUYAとの相性はいいのかもしれないが、テレビでやる必要性を感じない。

TowerFall、4人まで参加可能の弓矢を使った対戦アクション。OUYA専用ということで少し話題になった。
ドット絵の雰囲気は良いものの、操作性が悪いのが難点。左スティックで移動と照準を合わせるのを一緒にしてほしくなかった。何の為の右スティックなのか。左スティックで移動し、弓を引いている最中はまた左スティックで狙いを定める。もちろんその時は移動は出来ない。トレーラーのように縦横無尽に動き回るにはかなりの練習が必要なようだ。
ちなみにこのゲーム、xbox360とPS3のコントローラーに対応している。xbox360の有線コントローラーを挿して試してみたが、ちゃんと動いた。ゲームによってはこのようにOUYA専用コントローラーをもう一つ買わなくても友達と一緒に遊べる工夫がしてあるようだ。

最後にShadow Gun、これが最悪の出来だった。スマートフォンで人気の作品をOUYA用に調整した作品だと思っていたのだが、操作をただコントローラーに対応しただけの駄作。タッチパネルで操作したほうが絶対に良い。
OUYAが一番売れたのはアメリカだろう。早く手に入れたのもやはりアメリカのはずだ。そしてアメリカ人がゲーム機を買ったら何をプレイするか?そう、FPS/TPSだ。Shadow Gunはそういうユーザー向けの分かりやすいOUYAの餌だったはずだ。実際グラフィックはプレイしたゲームの中で抜群に良い。“とりあえずやってみるか”と思った人はかなり多かったのだろう。
そしてShadow Gunをプレイした弊害としてOUYAにこんな噂が流れるようになった。
「コントローラーの反応にラグを感じる」
実際触った人なら分かると思うのだが、OUYAのコントローラーを使用していてラグなんてものはほぼ存在しない。「無線だからラグが〜」なんて言ってる人はちゃんちゃらおかしい。自分が持ってるxbox360やPS3やWiiのコントローラーは無線ではないとでも言うのだろうか。これだけ規模の大きいプロジェクトになったOUYA開発者達がその辺りを考慮しないわけがないだろう。
まぁ、なんだ。話がずれたがShadow Gunは絶対にやってはいけない駄作だってことだ。


結論から言わせてもらうとOUYAは訴求力に欠ける商品だ。

カジュアルゲームをリビングでプレイすることを目標としたゲーム機だが、大型テレビが安く買える今の時代、その大きいスクリーンでプレイするに耐えうるゲームが皆無なのが厳しい。
OUYAに搭載されているTegra3は消費電力などを気にせず思いっきり回せばPS2以上のグラフィックは実現出来る筈なのだが…
今のところコアゲーマーにもカジュアルゲーマーにも買う理由が見当たらない。
もっとOUYA専用タイトル、もしくはテレビでプレイするに値するタイトルが出てくれば「スマホの小さい画面でゲームなんか出来ないよ」というコアゲーマーに愛される存在になるかもしれない。
もし“なんとなく”欲しいと思っている人がいるのであれば、まだ買うのはやめておいたほうがいいだろう。
Double Fineの新作や、前述したHuman Elementの前日譚が配信されてからでも買うのは遅くないはずだから。

OUYA - 公式サイト

2013年6月24日月曜日

E3雑感 -ソフト 独占タイトル編

E3でのハード関係の話は終わったのでソフトに関しての話をしましょう。
まぁ、ただ気になったゲームの動画を貼るだけの記事です。
とりあえず次世代機のゲームから。

PS4

気になったのは「Killzone:Shadow Fall」「Knack」の2つ。

Killzone:Shadow Fall
オランダが誇る職人集団Guerrilla Gamesの最新作。
Killzone 2が発表された時の興奮を超えることはなかったが、やはりグラフィックは次世代を感じさせる出来だった。
自分はこのシリーズが好きで(と言っても3だけは未プレイだが・・・)PS4で出るShadow Fallも楽しみにしている。
Killzone 3から30年後、ヘルガストとヴェクタ市民の対立を描くストーリーとなるようだ。
KillzoneシリーズはPS Vitaでも「Killzone:Mercenary」という外伝の発売を控えており、こちらはGuerrilla Gamesの子会社であるGuerrilla Cambridgeが開発を手掛けていて、携帯ゲーム機とは思えないクオリティで話題になった。
Shadow Fallが発売される前に3とMercenaryをクリアしておきたいものだ。




Knack
実は次世代機のゲームの中で一番凄いグラフィックはこれなんじゃないかと思ってるゲーム。
シャドウ関係が明らかに他のものより突出していように見えるのですがどうでしょう。
ピクサーの映画を自分で動かせるような、そんな気分にさせてくれそうですね。
クラッシュ・バンディクーやラチェット&クランクを手掛けたマーク・サーニーの新作ということで、大人も子供も楽しめるアクションゲームとなりそう。



PS4専用で魅力的なタイトルがあまりにも少ないのは問題だ。
やはりゲーム機である以上、やりたいと思えるソフトがないと本体を買う意味が無い。
まぁ、自分は“ゲーム機”が好きなので予約したが・・・


Xbox One

気になったのは「Dead Rising 3」「Forza Motorsport 5」「Halo」「Quantum Break」の4つ。

Dead Rising 3
一作目は洋ゲーをかなり意識して作られた和ゲーであったが、二作目から開発が海外に変わり、三作目ではパブリッシャーもMicrosoft Studiosになるということで完全なる洋ゲーとなってしまった。
和ゲーが海外でヒットするのは嬉しいことだが、それで海外に取られてしまっては元も子もないような気がするが・・・
しかし、やはりこの大量のゾンビをなぎ倒していく感覚はDead Risingでしか味わえない。
E3でアナウンスされた時の海外の人達の盛り上がり方は凄かった。やはり外人はゾンビが大好きなんだなぁ。
時間制限がなくなり、存分にオープンワールドでゾンビと戯れることで出来るようになったらしい。
楽しみだ。



Forza Motorsports 5
動画を見る限り、実写と見分けが付かないレベルになってきたレースゲーム。
今までForzaシリーズに手を出してなかったのだが、5はさすがに手を出さずにはいられないと思った。
リアルに近づくことがゲームの面白さに繋がるとは思っていない。だがしかし、美しい物に心動かされることは確かだ。
次世代機によってまた一歩、グラフィックは高みに登ったのだ。



Halo
Bungieが生み出し、Xbox、そしてXbox360にて絶大な人気を得た「Halo」シリーズ。
生みの親であるBungieと別れを告げ、新たに343 Industriesがマスターチーフの物語を紡いでいく。
まぁ、正直Halo4は始まりからワクワク感がなくて1時間ちょっとで飽きてやめてしまったのだけれど・・・
勿体無いとは思うので今年中にはプレイしたいと思う。
343はリクレイマーの物語をトリロジーではなくサーガとして広げていくようだ。
やっぱりXboxはHaloがなきゃ始まらないよね。



Quantum Break
アラン起きてでお馴染みRemedy Entertainmentが送る最新作。
テレビドラマと連動してストーリーが進んでいくらしい。
Remedyらしい映画とゲームの融合を模索した作品となりそうだ。
まだストーリーも、どういったジャンルの作品になるかも不明だが、次世代機で見せてくれるであろう“Remedy節”に期待したい。




次世代機の独占タイトルで気になるのはこれくらいかな。
やはり新作ゲーム機が発表された後のワクワク感は良い。
新しい情報が出る度に興奮出来る。
次世代機の発売が待ち遠しい。

次はマルチタイトルで気になるゲームの記事を書く。

2013年6月20日木曜日

E3雑感 -ハード編 ※06/20追記

Xbox OneとPS4の違い、MSとSONYのカンファの違いを書こうと思ったけど自分みたいに遅筆な人間だと月末までかかりそうなので詳しく書くのは止め。
軽く触れた後は絶対に買うゲーム、気になったゲームあたりを書いていく。

本体の性能差、Xbox OneとPS4はスペック表だけ見ればPS4のほうが上。メモリ、GPU共にXbox Oneよりいいものを積んでいる。まぁ、Xbox OneのGPUはまだ正式発表されていないので絶対とは言い切れないが、メモリに関しては同じ8GBとはいえDDR3とDDR5ではかなりの差がある。自分は専門的な知識はあまりないので詳しくはどこか他のサイトを見て欲しい。

E3のカンファレンス、先手はMSからだった。
本体のデザインなどは5月のうちにイベントで発表していたのでE3ではゲームソフトの紹介に注力。多くのXbox One独占ソフトが紹介された。
特にHalo for Xbox Oneが発表されてからのTITAN FALLは興奮しないほうが無理というものだ。
そしてこっそり発表された発売時期と本体価格。2013年11月発売、499USドル。ちなみに日本は世界同時ローンチ地域から外れてしまい、発売時期や価格は発表されなかった。

そしてEAとUBIを挟み始まったSONYのカンファレンス。
えー…実はMSとEAのカンファレンスが終わったあと寝てしまい、起きた時にはSONYのカンファレンスは半分くらい終わっていた。
本体が発表された時に起きていられなかったのは残念だったが、ソフトの紹介には間に合ったので良しとしたい。
既報タイトルと新規タイトルが入り交じっての発表だったが、「これだ!」と思わせてくれるようなものはキングダムハーツ3くらいしかなかった。
PS4は399USドル、2013年末のホリデーシーズンに北米と欧州にて発売、こちらも日本での発売時期や価格は未定。

ゲームソフトの独占タイトルはXbox Oneのほうが魅力的に見えた。
単純に発表されているPS4の専用タイトルが既存IPの続編か、詳細が無いものばかりというだけなのだが・・・
Eurogamerに現時点で発表されているタイトルのリストが公開されているので、まずはPS4のリストから。

PS4専用タイトル

・Basement Crawl
・Driveclub
・Infamous: Second Son
・Killzone: Shadow Fall
・Knack
・The Order: 1886
・Secret Ponchos
この中で続編は「Infamous: Second Son」「Killzone: Shadow Fall」の2つ。
名前は出てるものの詳細が出ていないのは「Basement Crawl」「The Order: 1886」の2つ。
残るは「Driveclub」「Knack」「Secret Ponchos」の3つ。

Driveclubはパッケージ版の他にPS+ユーザー向けにF2Pでも展開されるという。
開発元のEvolution StudiosはMotor Stormシリーズなどを制作しているので、レースゲームに関しては問題はないでしょう。
Knack、Japan Studio制作ということで期待。これは後で書きます。
Secret Ponchosは正直どうでしょうか・・・別にPS4専用にする必要はないかなー。
よくあるトップダウンシューターですね。

PS4独占はこんな感じ。ハード面で魅力的なところは多かったのだが、ソフト面はいまいち。
発売が近づくにつれ、ローンチタイトルなどもっと充実していくことを願う。


では次にXbox Oneのリストを見てみよう。

Xbox One専用タイトル 
・Below
・Crimson Dragon
・Dead Rising 3
・D4
・Fantasia: Music Evolved
・Forza Motorsport 5
・Halo
・Killer Instinct
・Kinect Sports Rivals
・Minecraft: Xbox One Edition
・Quantum Break
・Ryse: Son of Rome
・Sunset Overdrive
・Zoo Tycoon
Below、Superbrothers: Sword & Sworcery EP(邦題:スキタイのムスメ)で有名になったCapybara Gamesの新作 ローグライクアドベンチャーとなるらしい。
Crimson Dragonは元々Xbox360のKinect専用となるはずだったが、延期に延期を重ね、Xbox One専用タイトルとして発表された。Kinect専用だったものがコントローラーでも操作出来るようになったみたいだ。
Dead Rising 3、大量のゾンビをなぎ倒していくアクションゲーム第三弾。後で書く。
D4はレッドシーズプロファイルの開発会社が手掛ける新作だ。エピソード形式のミステリーものとなるらしい。動画を見る限り、Kinectを使うゲームのように見える。続報に期待。
Fantasia: Music Evolved、Kinectを使ったディズニーの音ゲー。ROCK BANDのチームが手掛けるようで、あまりディズニーと関係のないダンスゲームとなるようだ。
Forza Motorsport 5、フォトリアリスティックなレースゲーム。後で書く。
Halo、もちろん後で書く。
Killer Instinct、Rare社の伝説の格ゲーが復活。過去の作品は未プレイなのでどういうゲームかいまいち分からないのだが、PS4、Xbox One合わせても格闘ゲームが発表されたのはこの作品のみなので、ローンチとして売上などが気になる。
Kinect Sports Rivals、特に書くこともないような、普通のスポーツゲーム。
Minecraft: Xbox One Edition、説明不要。モンスター級タイトルがXbox Oneでも遊べます。
Quantum Break、Alan Wakeでお馴染みRemedy Entertainmentの新作。後で書く。
Ryse: Son of Rome、Crytekが手掛けるローマを舞台としたシネマティックアクションアドベンチャー。QTEが酷すぎて、FPSばかり作り続けてきた会社がアクションを作るとこうなってしまうというダメな例。売れないと思う。
Sunset Overdrive、Insomniac Gamesが送る新規IP。スタイリッシュオープンワールドということしかわからず詳細不明。
Zoo Tycoon、興味なし。

※元のリストにはLocoCycleが入っているのだが、こちらはXbox OneだけじゃなくXbox360でも出るので勝手に外させてもらった。


Xbox Oneのほうがやはり魅力的なソフトが多い。
自分はPS3とXbox360だったら後者のほうが好きな人間だが、それを差し引いても現在判明している専用タイトルを見る限りはXbox Oneのほうが面白そうなソフトが多いと感じる。
他の人の目から見てもそうなんじゃないかな?

※追記
ここより下の点線で囲ってあるXbox OneのDRM関連の話に関しては、MS側がポリシーを変更したため、意味がなくなってしまった。
MSはあまりにも批判が大きかったのか、初回セットアップ時にオンライン認証必須だが、オフラインでも制限なくゲームのプレイが可能、常時オンライン接続不要、24時間毎のオンラインチェック廃止、ディスクはXbox360と同様に中古の販売や貸し借りが可能、リージョンフリー(これに関してはまだちょっと怪しいが)、というポリシーに変更してきた。
自分はDRMの姿勢にはあまり乗り気ではなかったが、このDRMによって得られる恩恵が無くなってしまった。

・ディスク版をネット認証することにより次回からはディスクレスで起動、ということが出来なくなり従来通りディスクを入れておかなくてはいけなくなった。
・クラウド上にあるゲームライブラリの中にディスク版ゲームが含まれなくなった為、友人宅で自分のアカウントでサインインすることによりアクセス出来るゲームがDL版のみになった。
・ファミリーメンバーの廃止

革新的だったシステムが軒並み廃止、これは手痛い。
24時間毎のオンラインチェックを廃止するだけで良かったと思うんだがなぁ。
中古に関しては制限が無くなったのは確かに良いと思うが、それによりこういう次世代を感じさせるようなシステムが割を食うのは間違っている。
ディスクレスはありがたかったしファミリーメンバーはソーシャル要素を高める面白い機能だと思っていただけに残念だ。
※追記ここまで

ハードは性能面以外だと常時ネット接続必須なXbox Oneはどうかと思う。「常時接続じゃないよ!24時間に1回ネット接続するだけだよ!」ってそれ常にネット繋がっていないといけないって言ってるようなものじゃないですか。批判されるからってそういう言い訳みたいなのは言わず、「常に最新の状態にしておき、次回起動時にユーザーがイライラする原因であるアップデートを要求されないようにする」みたいな、“ユーザーが快適にXbox Oneを楽しむために必要な行為”という事を説明してくれれば良かったのに。もちろん批判は避けられなかったと思うけど、今ほど敵を作らなかっただろう。
中古ソフトに関してもXbox OneはPS4に遅れを取ってしまってる。
DL版だろうがパッケージ版だろうがクラウドに情報を保存することにより、他人の本体でも自分のアカウントでログインし、買ったゲームをプレイ出来るのはありがたい。
しかし、パッケージ版が売れるのが“一部小売店のみ”(何かしらのパートナープログラムを組んでいる店を指すものと思われる)のはいただけない。
貸し借りも出来ないのは痛い。面白いゲームを他人に勧める時、「とりあえずやってみなよ」とゲームを貸すのは昔から見られる当たり前のような光景だ。
だがしかし、ファミリーメンバーと言って自分のライブラリにいつでもアクセス出来る権限を他人に与えることが出来るシステムがあるのだが、これがどのように機能するかによって貸し借りに関しては不満がなくなるだろう。これに関してはもう、蓋を開けてみないと分からない。

PS4は中古ソフトに関して制限を設けなかった。それをカンファレンスで言うのは開発側としてはあまり心象の良いものではないだろうが、ユーザーからはかなりの支持を得た。現に、SONYのカンファレンスで一番歓声が上がったのはこの部分を説明している時だ。消費者のニーズを理解している。
海外ではPS3よりもXbox360のほうが上手だった。
発売もXbox360が1年早かったし、開発のしやすさもPS3よりXbox360の方が上だ。
辛酸を嘗めたSONYは明らかにPS4で巻き返しを図っている。
世界を席巻したPS2時代の栄光を取り戻そうとしている。
喜ばしいことだ。やはりメーカーはしのぎを削るべきだ。

自分はゲームハードが好きなのでどちらも買う予定である。
やりたい!と思うソフトが揃っているのはXbox Oneだったが、こちらのほうが売れるだろうなと思ったハードはPS4だった。
どちらも日本での発売時期が未定なのが残念なところだが、出来ればタイムラグのないように発売してほしいものだ。


余談ですが北米AmazonでXbox One Day One Editionを予約しました。
高い買い物になりそうですが、Day One実績を解除するためのコードが付いてくるとか予約しないわけにはいかないじゃないですか・・・

2013年6月13日木曜日

Mervel Heroes -Mervelの皮を被ったDiablo

Diabloを生んだBlizzardの元プログラマーであるDavid Brevik氏が立ち上げた会社「Gazillion Entertainment」が開発したMervelキャラが暴れまくるMMORPG「Mervel Heroes」
Free-to-Playということで、少し触ってみた。

色々なヒーローを操れるとのことだが、最初に選べるのは、
デアデビル・ストーム・ホークアイ・スカーレットウィッチ・シング
の5人。
何故このチョイスなのか謎。デアデビルさんとホークアイさんなんて他人よりちょっと凄いってだけでただの一般人ですからね。ストームさんはMervelキャラの中でもチート中のチートなのにね。
誰を選んでも後々アンロックコインを手に入れるか、課金すれば他のキャラも選べるとのことなので自分はスカーレットウィッチを選んだ。
マグニートーの娘ということで、この人も中々のチートキャラ。因果律を操り事象を自分の優位に持っていきます。たびたび世界滅ぼしかけます。
OPにて刑務所から数多のヴィランが解き放たれた事が説明される。
プロローグではボスとしてグリーンゴブリンと戦うことに。結構硬いし攻撃力も高いし苦戦させられるのでヒールガンガン使いましょう。ポットがぶ飲み系H&Sと同じですよ。
作りはDiablo2に似てる。アクションRPGというか、まんまH&Sなのでそういうのが好きな人は普通に遊べる。
フィールドからミッション用ダンジョンに潜った時に自動的にPT組まれて知らない人とダンジョン攻略することになったのだけれどこれはオン/オフ切り替えあるのかな。
ボスは動きにパターンがあるので、ソロでもやろうと思えばいける。今まで戦ったボスは全員範囲攻撃を持ってるので近接キャラでは少しキツイか。デアデビルのコインを手に入れたので切り替えてプレイしてみたが、遠距離のキャラのほうが動きを見て避けやすい。回避行動があれば近接でもある程度戦えるのだろうけど…

Diablo2が好きで、Mervelも好きな人は遊べるゲームだと思う。F2Pとはいえ課金要素は今のところはキャラのアンロックと倉庫拡張くらいなので無課金でも十分遊べそう。
個人的にはPath of Exileよりは遊びやすい。

公式サイト - Mervel Heroes

2013年5月31日金曜日

インディーズノススメ #3 「Bad Bots」

毎月末に、その月に発売されたインディーズゲームを紹介しようじゃないかという企画「インディーズノススメ」
#1#2も元々家庭用ゲーム機でDL販売されていたゲームがPCに移植されたものだったので、今回は初出がPCリリースのものを探していたのですが、中々グッとくるものが見つからず、どうしようか頭抱えていました。
5月中旬頃に予約開始の文字と共にマッチョなおっさんと変なロボの画像がサイトに載っていたので、「たまにはこういうゲームもありだな」と思った自分は予約購入することに。
そういうわけで今回は「Bad Bots」という作品を紹介します。

“Titan Hauler”の乗組員であったSam McRaeが目を覚ますと、人間は自分以外全て殺されていた。
どうやらこの船を占拠したロボット達は船を落下させることで惑星もろとも破壊する気らしい。
さて、どうにかして止めなければ―――

おおまかな話の流れとしてはこんな感じ。
ADで左右に動き、Wでジャンプ、Sでしゃがみ、マウスで照準を定めるといった、2DアクションのFlashゲームのような操作だ。
船の中ということであまりロケーションに変化は見られず、ロボットの種類も少ないのが残念。
ボス戦は少しずつ難しくなってくる。しかし、ボス戦よりも近接攻撃ロボットが大量に出てくる部屋の方が難しいかもしれない。ヘタすると動くことが出来ず死ぬこととなる。
久しぶりにこういうタイプのゲームを遊んだが、“やはり安定しているな”というのが頭に残る。
この手のゲームでハズレというのは少ない気がする。
「今の時代に横スクロールアクションなんてもっと良い物があるだろう」と思うかもしれないが、逆に言えばこのような昔懐かし、古臭いゲームを遊べるのはインディーズならではと言えるだろう。

食わず嫌いせず食べてみると、案外美味しいかもしれませんよ?

Steam - Bad Bots

2013年5月30日木曜日

インディーズノススメ #2.5 「Remembering」

インディーズノススメ、5月は2本書くと言っていたのですが、中々興味を惹かれるものが発売されなかったので、フリーゲームに手を出してみました。
5分で終わる短さや、これをゲームと呼んでいいのか分からなかったためインディーズノススメ #2.5としています。
タイトルは「Remembering」、どうやらオランダの人達が開発した作品の模様。
こういう作品を自分はあまりゲームと呼びたくない。
出来れば“インタラクティブアート”と呼びたいのだ。
Dear Estherのような、と言うとわかりやすいと思うのだが、インディーズという土壌だからこそ出てくる作品であり、プレイヤーを楽しませるために作っているようには感じないのだ。
それはこの作品が「自分はこういうアートを作りたい、その媒体としてゲームが最適だったからゲームとして作ったのだ」と言わんばかりの作品だからだ。
この作品を起動すると、雪のようなものが降る世界にぽつんと置かれることになる。
WASDで移動が出来る、マウスで視点移動も出来る。
左クリックを押すと音がなる。何度も押すと音が紡がれる。
ふと、そこで気付く。自分の視線の先に、黒い球体が現れたことを。
この球体は音に反応しているようだ。クリックする。球体が出る。クリックする。球体が出る。
他に何も手がかりはない。とりあえず球体へと足を伸ばすのだ。

Rememberingはそのような行為の繰り返しだ。
ゲームと呼ぶには少し弱い。自分の行動に理由が伴わないのだ。
敵の頭に狙いをつけたり、剣を振り魔法を唱えることに疲れた人は触ってみるといいかもしれない。
癒されるかどうかは不明だが、少なくとも気持ちを落ち着かせることは出来るだろう。
Dear EstherやDinner Dateなど、ゲームではないゲームに興味を持っている人にもプレイしていただきたい。
まぁ、これをゲームと呼ぶかどうかは貴方次第だが。

公式サイト - Remembering

2013年5月16日木曜日

最近やってるもの

積みゲーが溜まりに溜まっていて全くプレイ出来ていない。
崩していく速度と積まれていく速度が全く比例していない・・・

最近は「League of Legends」を友達と始めてしまったせいもあって崩す速度にサイドブレーキをかけてしまっている状態。Ahri可愛いよAhri。
RangedはAhri、MeleeはBlitzcrankでちょこちょこ遊んでるもののどちらもQをちゃんと当てることが必須になってくるのでひたすら練習中。
勝って負けて勝って負けての繰り返し。良いPTに巡り合えないと勝てない(他人のせいにしていくスタイル)。

Lissandraも買ってはみたもののどうにも使いこなすことが出来ず持て余している。QのCD優秀でPassiveもあるからガシガシ使っていきたいけど射程がそこまで長くないのと、E→Q→W→R→Qなどのコンボをしようとしていて、Eで飛ぶ時頭の中で考えていたところと実際に飛んだところが違うせいで最初のQを当てられずあまり削れないことが多々あり、自分の未熟さが露呈するのが難点。いや、練習しろって話なのは分かってます。

Green Man Gamingで日本語ありのキーが売っていたので「Bioshock Infinite」を購入し、たまにプレイしているのだけれど、自分のPCに積んであるGeforece GTX295ではもうキツイのか比較的軽いところではfps60近く出るが戦闘に入ったりすると一気に20~30、酷い時は15くらいまで下がってしまう。
常時20~30ならいいがこう差が激しいと頭が痛くなってしまい一日15分くらいしか進めることが出来ない。
なのでまだエリザベスに会ってすらいない。素直にxbox360版を買っていれば良かった。
他には「TOMB RAIDER」をe-storeにてPC版を購入していて、Infiniteを終わらせたらプレイしようと思っていたのだが・・・
先にそっちをやったほうが良さそうだ。

他にはLoLをやってて疲れた時に「Monaco: What's Yours Is Mine」をギャーギャー言いつつcoopしてます。協調性の無さが浮き彫りになるゲームは大好きです。
「俺達ほんと協調性無いよな・・・」と毎回言いつつプレイしてます。
「ステルス?なにそれ美味しいの?」という脳筋の友達二人はMoleとCleanerで壁をブチ壊しつつ警備員を後ろからガツっと殴って進め、Gentleman使っている友達は正面から堂々とコインを集め、Hacker使ってる自分はそんな友人共を無視しつつガチステルスプレイを心掛ける。
うん、coopの意味ないよね。
しかし、だからこそ上手く皆のプレイが噛みあった時はテンション上がるんですよね。
15ドルということでボリュームが少なさそうなのが残念、キャラによっては後半にしか出てこないのもいるのでDLCで補完してくれれば嬉しいのだが。
このゲームは後々記事書きたいと思います。

一応シングルゲームとして「Blades of Time」というゲームもやってるのだけれど・・・
すぐに終わりそうだし面白くもないしで単体の記事としては書かないかも。プレイしていても面白くなかったから記事にしてないのがいくつかあるので、それらをまとめたものでも書こうかな。

2013年5月5日日曜日

Dead Space 3 -アイザックの末路

北米にて2013年2月5日発売。
Simcityを買ったお詫びとしてPC版を貰いました。難易度ノーマル、友達とのcoopプレイで、DLCは未プレイ。日本語化MODを使用しています。ソロプレイはあまりにもつまらないので途中でやめた。
Dead Spaceシリーズといえば宇宙を舞台としたSFサバイバルホラーのイメージが強い。
自分はサバイバルホラーというと、閉鎖的な空間(Far Cryのようにどれだけ広かろうと他と断絶されていればそれでいい)で限られた物資をやりくりして迫り来る追手から逃げつつ脱出を試みる……こういうものを想像するのだが、本作はそうではない。
サバイバルホラーのパイオニアであるバイオハザードが大作志向にありがちな道の踏み外し方をしていったのと同様に、Dead Space 3も道を踏み外してしまったようだ。

ホラーとは何か

本作をプレイして思ったのが、「ホラーの要素はどこにあるんだ?」という事。
1ではネクロモーフのカサカサ音が聞こえてくると心臓が高鳴り、曲がり角を覗くのが怖かったものだが、3ではそういういつどこから襲ってくるか分からない見えない敵に怯えることはなくなった。
もちろんcoopにより恐怖感が薄くなっていたのはあるのだが、それ以前に怖がらせ方がつまらなくなっており、“エレベーターに乗っていたら何の前触れもなく上からネクロモーフが落ちてくる”といった、怖がらせるというより驚かせる、びっくり箱のようなギミックが多いのだ。
バイオハザードにしろF.E.A.R.にしろなぜホラーゲームはヒットして続編を作ると尽く怖くなくなるのだろうか。
唯一、本作にはcoop専用のストーリーが用意されているのだが、これは中々ホラーとして良く出来ている。
しかしそのホラーとしての要素を経験出来るのがジョン・カーヴァー側だけなのが残念。
coop出来るフレンドがいる人は是非ともクライアント側でプレイしてみてほしい。

最初から最後まで中途半端

ステイシスによりネクロモーフの動きを遅くし、手や足など弱点を狙う。
シューターとして見ると、Dead Space 3はMax Payneに通ずるものがあるように思える。
敵の急所をちゃんと狙って撃つのはシューターとしての面白さになくてはならないものであり、昨今のゲームはこの部分が薄いものが多い。そこを無視しても許されるのはDoomとSerious Samくらいなものだ。
自分の好きなように改造したトンデモ銃を装備して敵を吹っ飛ばすのも楽しいと言えば楽しいのだが、終盤になると強力になりすぎて狙うという事をしなくなり、敵との戦闘が只の作業と化す。
ネクロモーフの種類は結構多いのだが、似たようなのばかりで感覚的には6、7種類くらいしかいないのはどうにかならなかったのだろうか。
サバイバルホラーとしての側面を捨てるのであれば、シューターとしての側面をブラッシュアップしてほしかった。

総評

サバイバルホラーとしては駄作、アクションシューターとしては佳作、coopシューターとしては良作。
ソロキャンペーンしか用意していなかった作品の最新作が、coopプレイは面白いもののソロがつまらないのは笑い話にもならない。しかし前述の通りcoopは面白いので、Dead Space 3を楽しもうと思うのであれば気の合うフレンドとプレイする以外に方法はない。
Dead Spaceの最新作としてではなく、Army of TwoのSF版と考えてプレイすると、一番しっくりくるかもしれない。

Origin - Dead Space 3
Amazon.co.jp - PC版xbox360版PS3版 ※共に英語版です

2013年5月3日金曜日

インディーズノススメ #02 「Papo & Yo」

えー、インディーズノススメ #01にて“毎月末に、その月に発売されたインディーズゲームを紹介しようじゃないかという企画”とか言っておきながら、3月はすっかりこの存在を忘れていました…
次は2本書くので許してください。
しかもこんな短い記事なのに書くのが間に合わず5月にずれ込んでしまってなんかもうグダグダですがほんともうご容赦ください。

……はい、では気を取り直して今回のインディーズノススメ、Minorityが手掛けた「Papo & Yo」をご紹介しましょう。
本作は、どこかノスタルジックな雰囲気を持つ南アメリカの空想の街“ファベーラ”を舞台に、主人公Quicoと一本角の怪獣が織りなすストーリーを描いたパズルアドベンチャー。
街にはクレヨンで書かれたような仕掛けがいくつもあり、Quicoは怪獣と時に力を合わせパズルを解いていく。怪獣はココナッツを見たら食べに行かずにいられないほど大好きで、その習性を利用してパズルを解いたりもする。
実はこの怪獣はココナッツよりカエルのほうが好きなのだが、そのカエルは毒を持っており食べるとたちまち凶暴化してしまう。凶暴化すると怪獣はQuicoを追い回すようになり、危害を加えてくるのだが、本作はゲームオーバーというものが存在せず、せいぜい移動の邪魔をされるくらい。
凶暴化した怪獣は青いココナッツを食べさせるとカエルを吐き出すので、焦らず対処しよう。
道中現れる謎の少女に導かれ、Quicoは相棒であるロボットLulaと共にカエル中毒に陥っている怪獣を治療するためシャーマンを探すことになる。
Quicoと怪獣はとある関係の上に成り立っており、それは作中で少しずつ語られるのだが…

パズルアドベンチャーということで「Portal」のようなものを想像すると痛い目を見る。
単純なパズル、あまりよくない操作性(特にジャンプの距離感が掴みにくい)など褒められる所は少ない。
雰囲気を楽しむのが第一のゲームのため、それがダメならこのゲームは合わないだろう。
しかしこういうゲームが出てくるのがインディーズの良い所だと思うので、是非ともまたこういった雰囲気のゲームを出してほしい。もちろん、解きがいのあるパズルや操作性の向上をしたうえで。
「Papo & Yo」はSteamにて14.99ドルで配信されています。

Steam - Papo & Yo

2013年4月18日木曜日

Gears of War:Judgment -外伝はあくまで外伝

日本にて2013年3月21日発売。
Gears3部作を制作したEpic Gamesから「Bullet Storm」を開発したPeople Can Flyへとバトンタッチされた。
3部作全てクリア済み、前にも書いたとおり難易度はハードコアでソロプレイ。
審判をクリア、顛末とマルチプレイは未プレイ。

イミュルシオンと呼ばれるエネルギーを奪い合い人間同士が戦っていた世界大戦の最中、突如として惑星セラに現れた地底人、“ローカスト”。
そのローカストが現れた日である「E-Day」直後の世界が本作の舞台となっている。
正直、ストーリーには若干無理がある気がするのだが・・・まぁ、これは外伝ということで目を瞑ろう。


GearsファンのGearsファンによるGearsファンのためのゲーム

パッケージのキャラメル包装を剥がし、xbox360本体にディスクを入れ、Aボタンでゲームを始める。
Epic Gamesのロゴと共にPeople Can Flyのロゴも表示され、スタート画面に入る。
キャンペーンを選び、ゲームが始まってすぐに「ああ、惑星セラに帰ってきた」と思えた。
キーアサインが変更され、プレイ直後は少し戸惑うものの、慣れれば今までのGearsと同じように操作出来るだろう。
そう、このゲームはGearsなのだ。
地底人であるローカスト共の頭をふっ飛ばし、ランサーで体を真っ二つにするゲームなのだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
しかし、開発会社が違うというのはGearsに新しい風を送り込むことに成功したようだ。
新しいキャラクター達はマーカスやドムに負けない魅力があるし、情報開示によるゲームプレイの多様性は他のゲーム会社も見習ってほしい。
だが、それはあくまで“Gearsシリーズ”に対しての風であって、初代GearsがTPS市場にぶち空けた風穴のようなものではない。
もしこれがGearsの名を冠していなかったら、巷に溢れる劣化コピーの一つとして捉えられていただろう。

古き良きシュータースタイルとしてのGears

People Can Flyが開発した「Bulletstorm」はアーケードライクなシューターで、本作でもそのノリは引き継がれている。
キャンペーンは章に分かれており、その中でもセクションというものが存在する。
セクションではメダルやリボンを取ることによりスコアが上昇し、そのスコアに応じてスターが貰えるシステムが導入されている。このスターは実績のアンロックに必要なので、実績を気にする人は積極的に狙っていこう。
スコア上昇にはメダルやリボン以外にも“情報開示”というものがあり、セクションが始まってすぐ近くにあるオーメンマークに触れることでゲームの難易度を変えることが出来る。
武器が制限されたり、本来出てくるはずのない敵が出てきたりと一筋縄ではいかないものが多く、「こんなに大変な思いしてセクションクリアしたのにスターが3つじゃない!やり直しだ!」となる事もしばしば。開発陣の思惑にまんまと乗せられている。
このシステムはあくまでJudgmentが外伝だからこそ出来ることで、もし「Gears of War 3」に搭載されていたら評価は大きく分かれただろう。

総評

People Can Flyはトリロジーが完結し勢いが失速したGears of Warに新たな生命を吹き込んだが、シリーズの未来を明るく照らすほどでは無かった。
Judgmentは確かに面白かったが、プレイすればするほどGearsトリロジーが懐かしく感じるのだ。
Epic GamesがこれからGearsをどうするかは分からないが、Judgmentが超えられなかった3の壁を打ち壊すような作品を生み出すことが出来ないのであれば、このまま眠らせておくほうが賢明に思える。

2013年3月30日土曜日

ゲームメモサイト作りました

がめも」です。
自分が気になったものを情報サイトから引っ張ってメモするだけのサイトです。
Tumblrをミニブログとして使いたくて始めてみました。
見た目は無料のテーマを使ってるだけなのでとてもとてもシンプルです。
更新は仕事が休みの時か、仕事終わって帰ってきてからなので深夜になることが多くなると思います。
なんか似たようなセリフ回しばかり並んでますが、慣れるまで温かい目で見て下さい。
慣れるまで続けられれば、ですが。

よろしくです。

2013年3月23日土曜日

Gears of War:Judgment -そっくりさん?

先ずGears of War: Judgmentのパッケージを開いて驚いたのが、紙の説明書が入っていなかった事。
説明書は「ゲームを買ったぞ!」と所有欲を満たしてくれるアイテムの一つだったり、GTAやICOのように説明書自体がゲームへの導入部となっているものもあったりしたので少し悲しい。

まぁ、とりあえず中盤あたりまで進めた(と思いたい)ので軽く雑感でも。
良くも悪くも“Gearsである”。
難易度ハードコアでソロで始めたのだが、AIのお馬鹿さや敵の数を見るに3と同じでcoop前提のデザインのように感じる。
ただ撃って進むだけでなく、「敵がくるぞ!ボットを守れ!」といったHorde(GoW2や3にあるマルチプレイモード)の要素があり、プレイに幅を持たせている所はマンネリ化を上手く防げていると思う。
グラフィックも3より洗練されてスマートな印象だ。
というか、実際問題キャラが細い。
1の頃の肉の塊のようなゴツさはどこへやら、ベアードやコールは顔も弱々しくなっているように見える。
まるでブルース・ウィリスのそっくりさんのようだ。
今のところ不満は特にないので、このまま最後まで続いてくれる事を願う。

2013年3月21日木曜日

METAL GEAR RISING REVENGEANCE -思ったよりキレていない

日本では2013年2月21日発売。
元々PS3とxbox360のマルチだったが、日本のみxbox360版が諸事情により発売中止になった。
しかし、海外版であるアジア版、北米版共にリージョンフリーで日本語字幕が入っており、xbox360しか持ってない人はそちらを選ぶといい。
自分はMETAL GEARシリーズが大好きなので、コナミスタイルにて「PREMIUM PACKAGE コナミスタイル特別版」「斬奪 PACKAGE」を予約購入。「何で2つ買ったの?」とは決して聞いてはならない。おじさんとの約束だ。

斬って奪う、それが「斬奪」

右腕、左腕と切り離し、身体を十字に切るだけでは飽き足らず、時間が続く限りサイボーグ“だったもの”を縦横無尽に切り刻んでいく。これだけ聞くと、「ああ、○○のパクりじゃないか」と思う人はいるかもしれない。本作はそのような安直な考えを吹き飛ばすほどの爽快な要素が組み込まれている。それが斬奪モードと呼ばれる“自由切断”だ。

自由切断はFC(燃料電池)を使用し発動する。FCがあればいつでも発動する事が出来るのだが、毎回好きなように切り刻むことが出来るわけではない。敵にはアーマーが設定されており、トレーラーにあるように細切れにするにはそのアーマーにダメージを与えてからでないといけないのだ。
しかし、本作には「シノギ」というシステムが存在し、それを上手く活用する事でアーマーを気にせず斬奪出来るようになる。
シノギとは、敵が攻撃をしかけてきたタイミングで敵方向に左スティックを倒し、弱攻撃(PS3版だと□ボタン)を押すと発動出来る。敵の攻撃が当たる瞬間にシノギを成功させると、雷電は自動的にカウンターを放ち、そのカウンターが当たれば敵は確実にピヨる。そのピヨった敵に近づくと特定のボタンを押すように表示されるので、その通りに押せば雷電が格好良く敵を斬るカットシーンが入り、最後にはすぐに敵をバラバラに出来る斬奪モードに入るのだ。
最初はこのジャストタイミングでのシノギを成功させるのは難しいかもしれない。
しかし、この修行を乗り越えた先には今まで経験した事のない爽快感が待っているだろう。

引き継がれなかった、METAL GEARのMEME

元々本作は、雷電を主人公としてMGS2と4の間を埋めるゲームとして小島プロダクションで開発されており、METAL GEARの生みの親である小島秀夫自身はプロデュースに専念し、開発自体は若いスタッフに任せるという話だったのだが、長い開発期間をかけストーリーは出来ていたもののゲームの核となる部分で満足いくものが出来ずプラチナゲームズに協力を仰ぐ事となった。
小島プロダクションが世界観の監修とカットシーンのディレクション、それ以外をプラチナゲームズという役割分担みたいだが、ちゃんと小島プロダクションはちゃんと自分たちでシナリオを考えたのだろうか?ここもプラチナゲームズに任せっきりだったのではないだろうか?
そう考えてしまうほど本作のシナリオは薄い。

METAL GEARシリーズでよくやり玉に上げられるのがムービーの長さとシナリオの説教臭さだ。
「ゲームよりも映画を見ているようだ」「核反対戦争反対の物語は飽きた」等々、METAL GEARは新作を出す度にこのような批判が出てきていた。
自分はこの演出は結構好きで、緻密に設定されたキャラクターを深く掘り下げるためのムービー、何故自分が戦わなければならないのかという悪を悪として描く為のシナリオはMETAL GEARにはなくてはならない存在だと思うのだ。

だが本作はどうだ。

戦う理由が乏しく、ただやられるためだけに出てくるようなボス達は、「あくまでこのゲームの売りはアクション部分でありシナリオはおまけ」と言われているかのようだ。
ギリギリまともと言えるのはサンダウナーとサムくらいで、他は雷電の痺れるアクションシーンに華を添えるだけの存在に過ぎない。
見た目にインパクトがあろうが中身がスカスカなら、少し見た目が違うだけの雑魚と何ら変わらないのだ。
METAL GEARらしさを残しつつド派手なアクションゲームを作ろうとしていたプラチナゲームズの心意気をブチ壊したのが小島プロダクションというのは何とも味気ない話だ。

総評

たまに暴走するカメラや、ラスボスが一番つまらないなどアクションゲームとしての欠点は幾つかあるものの、敵を切り刻むのがこれほど爽快なゲームは他に見当たらない。
「小島監督最高!METAL GEAR最高!」というようなMETAL GEARフリークに勧めることは難しいが、“プラチナゲームズがMETAL GEARを題材とした二次創作をしたらこうなる”という感覚でプレイすると気軽に楽しめる良作ではある。
最初からプラチナゲームズとタッグを組み長い時間をかけ開発をしていれば、小島プロダクションのファン、プラチナゲームズのファン両方から支持される傑作が生まれていたかもしれないと思うと、残念でならない。
それほどのポテンシャルがこのゲームには眠っている。

Amazon.co.jp - PS3 通常版xbox360 北米版