2014年5月31日土曜日

Infection(インフェクション) - 正統派RPGと名乗る放置型ADV

4Gamerの記事を見て絵の雰囲気が良かったの購入。
記事には「近未来RPG」「正統派RPG」と書かれている。

メニュー画面は「ショップ」「研究室」「ステータス」「合成」「探索」の5つ。

ショップは装備や素材を売り、お金に換金することが出来る。他には“結晶”という課金アイテムを使い「装備所持数増加」「素材所持数増加」「再クラスチェンジ」を購入出来るのだが・・・これらは正直わざわざ課金してまでするようなことではない。もしやりたくなったらストーリーを進めるだけである程度手に入るのでそれでやればいい。

研究室、これは探索中に手に入れた素材を使い、研究レベルを上げることにより結晶を手に入れる事が出来る。先ほどのショップで使える結晶をここで稼ぐのも良い。

ステータスは装備画面と同義。装備も武器と防具の2種類しか無く、キャラも3人固定なので色々装備させてどんどん強くなっていってる感は弱い。

合成がこのゲームのメインと言っても過言ではない。探索で手に入った武器の材料と素材を使い、新たな武器、防具を作り出す。確率でそれらにスキルが付与され、そのランダム性を楽しむ…ものかと思いきやこの確率も結晶を使えば上げる事が出来る。結晶万歳。

探索、これはマップに点在するダンジョンを選び、一定時間待つだけ。待ってる間特にする事は無い。一応、結晶を使い即座に探索を終える事は出来るが、後半になるにつれ必要な結晶の数が増えていくので何度も使えるものではない。課金して結晶を手に入れるなら話は別だが。
ダンジョン探索中、戦闘はオートで行われ、プレイヤーはそれをただ見ているだけである。
敵の指定も出来ないし、回復薬などもないので死にそうなキャラがいても何もすることは出来ない。
いわゆる“放置型”というやつだ。
ちなみにストアの説明文には「このゲームのメインとなる「探索」では、複雑な操作一切なしで
様々なスキルが飛び交う本格的な戦闘を楽しむことができます。」と書いてあるが、複雑どころか操作は一切無いし、スキルなんか飛び交っていないし本格的な戦闘でもない。
そもそも放置型とも書いていない。ぶっちゃけ詐欺に近い。  ※最初にこの文章を書いていた時はストアの説明文に無かったが、記事公開後に見返してみたらしれっと「正統派"放置系"RPG」という文字に変わっていた。汚い。

この探索に使う時間が非常に長く、後半のダンジョンになると4~5時間も待たされる事になる。
これが基本無料なら文句はないのだが、このゲームは300円。
なんで金を払ってこんなに待たされなくてはいけないのか。
長くても2時間程度に収めるべきだったと自分は思う。

ゲームを有利に進める上で結晶の存在が欠かせないのだが、100個近くはダンジョンのクリアと研究で結構簡単に手に入る。しかし、何も考えずに使うとすぐに無くなってしまうので注意。
最後のダンジョンの為に取っておいたほうが良いと思われる。
ラスボスの難易度がいきなり跳ね上がるのでリトライに使おう。

……RPG?これが?
もしかしたら開発者はRPGというジャンルを遊んだことないのか?
RPGというものがどういうものか聞いたときに「敵と戦闘し経験値を稼ぐことでレベルアップし、成長することによって行動の探索範囲を広げ、最終的に物語を終わらせるため用意されたボスを倒すもの」と説明を受けたのかもしれない。
そう考えると確かにこのゲームは“RPG”と呼べる…が、自分はこのゲームをRPGとは思わない。
雰囲気だけの放置型ADVが正しいと思うのだ。

アンライトという女の子に人気があるゴシック調の物語重視のカードゲームの運営をしている「テックウェイ」が放つオリジナルゲームという事だったが、課金をさせたいという姿勢が露骨に見えるので買ったことを後悔させるレベル。
このバランスで出すのであれば、広告を入れ基本無料で出すべきだった。

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