2013年5月30日木曜日

インディーズノススメ #2.5 「Remembering」

インディーズノススメ、5月は2本書くと言っていたのですが、中々興味を惹かれるものが発売されなかったので、フリーゲームに手を出してみました。
5分で終わる短さや、これをゲームと呼んでいいのか分からなかったためインディーズノススメ #2.5としています。
タイトルは「Remembering」、どうやらオランダの人達が開発した作品の模様。
こういう作品を自分はあまりゲームと呼びたくない。
出来れば“インタラクティブアート”と呼びたいのだ。
Dear Estherのような、と言うとわかりやすいと思うのだが、インディーズという土壌だからこそ出てくる作品であり、プレイヤーを楽しませるために作っているようには感じないのだ。
それはこの作品が「自分はこういうアートを作りたい、その媒体としてゲームが最適だったからゲームとして作ったのだ」と言わんばかりの作品だからだ。
この作品を起動すると、雪のようなものが降る世界にぽつんと置かれることになる。
WASDで移動が出来る、マウスで視点移動も出来る。
左クリックを押すと音がなる。何度も押すと音が紡がれる。
ふと、そこで気付く。自分の視線の先に、黒い球体が現れたことを。
この球体は音に反応しているようだ。クリックする。球体が出る。クリックする。球体が出る。
他に何も手がかりはない。とりあえず球体へと足を伸ばすのだ。

Rememberingはそのような行為の繰り返しだ。
ゲームと呼ぶには少し弱い。自分の行動に理由が伴わないのだ。
敵の頭に狙いをつけたり、剣を振り魔法を唱えることに疲れた人は触ってみるといいかもしれない。
癒されるかどうかは不明だが、少なくとも気持ちを落ち着かせることは出来るだろう。
Dear EstherやDinner Dateなど、ゲームではないゲームに興味を持っている人にもプレイしていただきたい。
まぁ、これをゲームと呼ぶかどうかは貴方次第だが。

公式サイト - Remembering

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