2013年5月31日金曜日

インディーズノススメ #3 「Bad Bots」

毎月末に、その月に発売されたインディーズゲームを紹介しようじゃないかという企画「インディーズノススメ」
#1#2も元々家庭用ゲーム機でDL販売されていたゲームがPCに移植されたものだったので、今回は初出がPCリリースのものを探していたのですが、中々グッとくるものが見つからず、どうしようか頭抱えていました。
5月中旬頃に予約開始の文字と共にマッチョなおっさんと変なロボの画像がサイトに載っていたので、「たまにはこういうゲームもありだな」と思った自分は予約購入することに。
そういうわけで今回は「Bad Bots」という作品を紹介します。

“Titan Hauler”の乗組員であったSam McRaeが目を覚ますと、人間は自分以外全て殺されていた。
どうやらこの船を占拠したロボット達は船を落下させることで惑星もろとも破壊する気らしい。
さて、どうにかして止めなければ―――

おおまかな話の流れとしてはこんな感じ。
ADで左右に動き、Wでジャンプ、Sでしゃがみ、マウスで照準を定めるといった、2DアクションのFlashゲームのような操作だ。
船の中ということであまりロケーションに変化は見られず、ロボットの種類も少ないのが残念。
ボス戦は少しずつ難しくなってくる。しかし、ボス戦よりも近接攻撃ロボットが大量に出てくる部屋の方が難しいかもしれない。ヘタすると動くことが出来ず死ぬこととなる。
久しぶりにこういうタイプのゲームを遊んだが、“やはり安定しているな”というのが頭に残る。
この手のゲームでハズレというのは少ない気がする。
「今の時代に横スクロールアクションなんてもっと良い物があるだろう」と思うかもしれないが、逆に言えばこのような昔懐かし、古臭いゲームを遊べるのはインディーズならではと言えるだろう。

食わず嫌いせず食べてみると、案外美味しいかもしれませんよ?

Steam - Bad Bots

2013年5月30日木曜日

インディーズノススメ #2.5 「Remembering」

インディーズノススメ、5月は2本書くと言っていたのですが、中々興味を惹かれるものが発売されなかったので、フリーゲームに手を出してみました。
5分で終わる短さや、これをゲームと呼んでいいのか分からなかったためインディーズノススメ #2.5としています。
タイトルは「Remembering」、どうやらオランダの人達が開発した作品の模様。
こういう作品を自分はあまりゲームと呼びたくない。
出来れば“インタラクティブアート”と呼びたいのだ。
Dear Estherのような、と言うとわかりやすいと思うのだが、インディーズという土壌だからこそ出てくる作品であり、プレイヤーを楽しませるために作っているようには感じないのだ。
それはこの作品が「自分はこういうアートを作りたい、その媒体としてゲームが最適だったからゲームとして作ったのだ」と言わんばかりの作品だからだ。
この作品を起動すると、雪のようなものが降る世界にぽつんと置かれることになる。
WASDで移動が出来る、マウスで視点移動も出来る。
左クリックを押すと音がなる。何度も押すと音が紡がれる。
ふと、そこで気付く。自分の視線の先に、黒い球体が現れたことを。
この球体は音に反応しているようだ。クリックする。球体が出る。クリックする。球体が出る。
他に何も手がかりはない。とりあえず球体へと足を伸ばすのだ。

Rememberingはそのような行為の繰り返しだ。
ゲームと呼ぶには少し弱い。自分の行動に理由が伴わないのだ。
敵の頭に狙いをつけたり、剣を振り魔法を唱えることに疲れた人は触ってみるといいかもしれない。
癒されるかどうかは不明だが、少なくとも気持ちを落ち着かせることは出来るだろう。
Dear EstherやDinner Dateなど、ゲームではないゲームに興味を持っている人にもプレイしていただきたい。
まぁ、これをゲームと呼ぶかどうかは貴方次第だが。

公式サイト - Remembering

2013年5月16日木曜日

最近やってるもの

積みゲーが溜まりに溜まっていて全くプレイ出来ていない。
崩していく速度と積まれていく速度が全く比例していない・・・

最近は「League of Legends」を友達と始めてしまったせいもあって崩す速度にサイドブレーキをかけてしまっている状態。Ahri可愛いよAhri。
RangedはAhri、MeleeはBlitzcrankでちょこちょこ遊んでるもののどちらもQをちゃんと当てることが必須になってくるのでひたすら練習中。
勝って負けて勝って負けての繰り返し。良いPTに巡り合えないと勝てない(他人のせいにしていくスタイル)。

Lissandraも買ってはみたもののどうにも使いこなすことが出来ず持て余している。QのCD優秀でPassiveもあるからガシガシ使っていきたいけど射程がそこまで長くないのと、E→Q→W→R→Qなどのコンボをしようとしていて、Eで飛ぶ時頭の中で考えていたところと実際に飛んだところが違うせいで最初のQを当てられずあまり削れないことが多々あり、自分の未熟さが露呈するのが難点。いや、練習しろって話なのは分かってます。

Green Man Gamingで日本語ありのキーが売っていたので「Bioshock Infinite」を購入し、たまにプレイしているのだけれど、自分のPCに積んであるGeforece GTX295ではもうキツイのか比較的軽いところではfps60近く出るが戦闘に入ったりすると一気に20~30、酷い時は15くらいまで下がってしまう。
常時20~30ならいいがこう差が激しいと頭が痛くなってしまい一日15分くらいしか進めることが出来ない。
なのでまだエリザベスに会ってすらいない。素直にxbox360版を買っていれば良かった。
他には「TOMB RAIDER」をe-storeにてPC版を購入していて、Infiniteを終わらせたらプレイしようと思っていたのだが・・・
先にそっちをやったほうが良さそうだ。

他にはLoLをやってて疲れた時に「Monaco: What's Yours Is Mine」をギャーギャー言いつつcoopしてます。協調性の無さが浮き彫りになるゲームは大好きです。
「俺達ほんと協調性無いよな・・・」と毎回言いつつプレイしてます。
「ステルス?なにそれ美味しいの?」という脳筋の友達二人はMoleとCleanerで壁をブチ壊しつつ警備員を後ろからガツっと殴って進め、Gentleman使っている友達は正面から堂々とコインを集め、Hacker使ってる自分はそんな友人共を無視しつつガチステルスプレイを心掛ける。
うん、coopの意味ないよね。
しかし、だからこそ上手く皆のプレイが噛みあった時はテンション上がるんですよね。
15ドルということでボリュームが少なさそうなのが残念、キャラによっては後半にしか出てこないのもいるのでDLCで補完してくれれば嬉しいのだが。
このゲームは後々記事書きたいと思います。

一応シングルゲームとして「Blades of Time」というゲームもやってるのだけれど・・・
すぐに終わりそうだし面白くもないしで単体の記事としては書かないかも。プレイしていても面白くなかったから記事にしてないのがいくつかあるので、それらをまとめたものでも書こうかな。

2013年5月5日日曜日

Dead Space 3 -アイザックの末路

北米にて2013年2月5日発売。
Simcityを買ったお詫びとしてPC版を貰いました。難易度ノーマル、友達とのcoopプレイで、DLCは未プレイ。日本語化MODを使用しています。ソロプレイはあまりにもつまらないので途中でやめた。
Dead Spaceシリーズといえば宇宙を舞台としたSFサバイバルホラーのイメージが強い。
自分はサバイバルホラーというと、閉鎖的な空間(Far Cryのようにどれだけ広かろうと他と断絶されていればそれでいい)で限られた物資をやりくりして迫り来る追手から逃げつつ脱出を試みる……こういうものを想像するのだが、本作はそうではない。
サバイバルホラーのパイオニアであるバイオハザードが大作志向にありがちな道の踏み外し方をしていったのと同様に、Dead Space 3も道を踏み外してしまったようだ。

ホラーとは何か

本作をプレイして思ったのが、「ホラーの要素はどこにあるんだ?」という事。
1ではネクロモーフのカサカサ音が聞こえてくると心臓が高鳴り、曲がり角を覗くのが怖かったものだが、3ではそういういつどこから襲ってくるか分からない見えない敵に怯えることはなくなった。
もちろんcoopにより恐怖感が薄くなっていたのはあるのだが、それ以前に怖がらせ方がつまらなくなっており、“エレベーターに乗っていたら何の前触れもなく上からネクロモーフが落ちてくる”といった、怖がらせるというより驚かせる、びっくり箱のようなギミックが多いのだ。
バイオハザードにしろF.E.A.R.にしろなぜホラーゲームはヒットして続編を作ると尽く怖くなくなるのだろうか。
唯一、本作にはcoop専用のストーリーが用意されているのだが、これは中々ホラーとして良く出来ている。
しかしそのホラーとしての要素を経験出来るのがジョン・カーヴァー側だけなのが残念。
coop出来るフレンドがいる人は是非ともクライアント側でプレイしてみてほしい。

最初から最後まで中途半端

ステイシスによりネクロモーフの動きを遅くし、手や足など弱点を狙う。
シューターとして見ると、Dead Space 3はMax Payneに通ずるものがあるように思える。
敵の急所をちゃんと狙って撃つのはシューターとしての面白さになくてはならないものであり、昨今のゲームはこの部分が薄いものが多い。そこを無視しても許されるのはDoomとSerious Samくらいなものだ。
自分の好きなように改造したトンデモ銃を装備して敵を吹っ飛ばすのも楽しいと言えば楽しいのだが、終盤になると強力になりすぎて狙うという事をしなくなり、敵との戦闘が只の作業と化す。
ネクロモーフの種類は結構多いのだが、似たようなのばかりで感覚的には6、7種類くらいしかいないのはどうにかならなかったのだろうか。
サバイバルホラーとしての側面を捨てるのであれば、シューターとしての側面をブラッシュアップしてほしかった。

総評

サバイバルホラーとしては駄作、アクションシューターとしては佳作、coopシューターとしては良作。
ソロキャンペーンしか用意していなかった作品の最新作が、coopプレイは面白いもののソロがつまらないのは笑い話にもならない。しかし前述の通りcoopは面白いので、Dead Space 3を楽しもうと思うのであれば気の合うフレンドとプレイする以外に方法はない。
Dead Spaceの最新作としてではなく、Army of TwoのSF版と考えてプレイすると、一番しっくりくるかもしれない。

Origin - Dead Space 3
Amazon.co.jp - PC版xbox360版PS3版 ※共に英語版です

2013年5月3日金曜日

インディーズノススメ #02 「Papo & Yo」

えー、インディーズノススメ #01にて“毎月末に、その月に発売されたインディーズゲームを紹介しようじゃないかという企画”とか言っておきながら、3月はすっかりこの存在を忘れていました…
次は2本書くので許してください。
しかもこんな短い記事なのに書くのが間に合わず5月にずれ込んでしまってなんかもうグダグダですがほんともうご容赦ください。

……はい、では気を取り直して今回のインディーズノススメ、Minorityが手掛けた「Papo & Yo」をご紹介しましょう。
本作は、どこかノスタルジックな雰囲気を持つ南アメリカの空想の街“ファベーラ”を舞台に、主人公Quicoと一本角の怪獣が織りなすストーリーを描いたパズルアドベンチャー。
街にはクレヨンで書かれたような仕掛けがいくつもあり、Quicoは怪獣と時に力を合わせパズルを解いていく。怪獣はココナッツを見たら食べに行かずにいられないほど大好きで、その習性を利用してパズルを解いたりもする。
実はこの怪獣はココナッツよりカエルのほうが好きなのだが、そのカエルは毒を持っており食べるとたちまち凶暴化してしまう。凶暴化すると怪獣はQuicoを追い回すようになり、危害を加えてくるのだが、本作はゲームオーバーというものが存在せず、せいぜい移動の邪魔をされるくらい。
凶暴化した怪獣は青いココナッツを食べさせるとカエルを吐き出すので、焦らず対処しよう。
道中現れる謎の少女に導かれ、Quicoは相棒であるロボットLulaと共にカエル中毒に陥っている怪獣を治療するためシャーマンを探すことになる。
Quicoと怪獣はとある関係の上に成り立っており、それは作中で少しずつ語られるのだが…

パズルアドベンチャーということで「Portal」のようなものを想像すると痛い目を見る。
単純なパズル、あまりよくない操作性(特にジャンプの距離感が掴みにくい)など褒められる所は少ない。
雰囲気を楽しむのが第一のゲームのため、それがダメならこのゲームは合わないだろう。
しかしこういうゲームが出てくるのがインディーズの良い所だと思うので、是非ともまたこういった雰囲気のゲームを出してほしい。もちろん、解きがいのあるパズルや操作性の向上をしたうえで。
「Papo & Yo」はSteamにて14.99ドルで配信されています。

Steam - Papo & Yo